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業者の82%法違反、建設現場 福井労働局、転落防止不備が最多

福井新聞ONLINE 6月12日(日)8時28分配信

 福井労働局がまとめた2015年度の建設現場監督指導結果によると、福井県内で調査した工事現場のうち労働安全衛生法に違反していた業者数は82・8%(前年度比17・3ポイント悪化)、工事現場数は74・6%(同12・9ポイント悪化)に上った。業者のうち墜落・転落の防止策の違反が4割を超えており、同労働局は引き続き重点的に指導を強める。

 県内4労働基準監督署が177の建設工事現場に立ち入り、309業者の工事状況を調べた結果、132現場で256業者に労働安全衛生法違反があり、是正を勧告した。このうち27現場では、足場や開口部に手すりが設けられていないなど急迫した危険性が高いとして、38業者に使用停止命令の行政処分を行った。

 違反事項で最も多かったのは「墜落・転落等による危険防止措置義務違反」で141業者に上った。続いて元請けから下請けへの指導が不十分な「元方事業者の講ずべき措置義務違反」が54業者、「クレーン災害の防止措置義務違反」が16業者。「建設機械災害防止義務違反」は15業者、「感電災害防止義務違反」は12業者だった。

 業者別では土木工事の77業者のうち56業者(72・7%)、建築工事では232業者のうち200業者(86・2%)に違反が認められた。発注者別では公共工事の現場で145業者のうち116業者(80・0%)、公共工事以外では164業者のうち140業者(85・4%)で法違反があった。

福井新聞社

最終更新:6月12日(日)8時28分

福井新聞ONLINE