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鳥栖スタジアム 借り入れ113億円、22年かけ完済 佐賀

佐賀新聞 6月12日(日)19時40分配信

 鳥栖市は5月に鳥栖スタジアム(ベストアメニティスタジアム)建設のために借り入れた総額113億円(利子含む)の返済を完了した。市の年間予算の半分を超える大型事業の借金返済を1995年度から22年間かけて終えた。今後は施設の老朽化が顕著になってきており、維持管理が課題となる。

 スタジアムは94年に着工し、建設費は97億円(用地費30億円、建設費67億円)。このうち81億3000万円を3期に分けて銀行などから借り入れた。

 市の一般会計予算総額は91年度150億円、92年度180億円ほど。市町村の借り入れを許可する立場だった県は借入額の大きさを懸念し、市の財政計画の提出を求めるなどした。

 返済は元金均等払いで、返済額が最も多かったのは99年度の7億6000万円。ことし5月に最後の5000万円を支払った。元本と利子を合わせた返済総額は113億2000万円に上った。

 老朽化に伴い改修費が新たな負担となる。2013、14年度は大型映像装置(400インチ)やピッチの芝の全面張り替え、空調設備や夜間照明設備、監視カメラの更新などの大規模改修に6億1000万円を投じた。

 また光熱費や清掃などの管理費は8300万円(14年度、人件費除く)かかっている。今後も鉄骨塗装の塗り替え、スタンドいすのシート張り替えなどの大規模改修が想定されている。

 経営努力としては、外郭団体に委託していたスタジアムの管理運営を13年度から市直営に移行、芝管理も市職員が行うように切り替え経費削減に努めている。

 市は保有する全ての公共施設を計画的に維持、改修などしていくための総合的な管理計画を策定中。市スポーツ振興課は「プロサッカーのゲームが適切に運営できるように管理に努めたい」としている。

最終更新:6月12日(日)19時40分

佐賀新聞