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鍵を握るのは妻だった!? 佐村河内氏を追った『FAKE』で浮き彫りになる奇妙な夫婦の絆

dmenu映画 6月12日(日)18時0分配信

『A』『A2』の森達也監督が、佐村河内守氏を追ったドキュメンタリー映画『FAKE』。果たして「ゴーストライター騒動」の真相はどうだったのか? ということ以上に印象的だったのは、佐村河内氏と妻との“共犯関係”ともいえる不思議な絆です。

スクリーンに映し出される、佐村河内氏の知られざる日常

今から2年ほど前に、いわゆる「ゴーストライター騒動」で世間の注目を集めた佐村河内守氏のその後を、オウム真理教を題材にした映画『A』『A2』で知られる森達也監督が追ったドキュメンタリー映画『FAKE』が、いよいよ6月4日(土)より劇場公開されます。

聴覚に障害を持ちながら「交響曲第1番 HIROSHIMA」を作曲したとして、多くの人々の感動を呼んだ佐村河内氏でしたが、ある日、音楽家の新垣隆氏が自らゴーストライターであったことを名乗り出た上、「佐村河内氏の耳が聞こえないと思ったことはない」と暴露したことから、長かった髪をバッサリ切って、サングラスを外して佐村河内氏が謝罪会見を開いた、という一連の騒動を懐かしく思い出す人も多いでしょう。

バッシングに打ちひしがれ、一人孤独に過ごしているのかと思いきや、甲斐甲斐しく身の回りの世話を焼いてくれる奥さんと、ちょっと太めの可愛い猫と一緒に、郊外のマンションでひっそりと暮らす佐村河内氏のもとを、森監督がカメラを持ってたびたび訪れ取材を行うのですが、スクリーンに映し出される食事のシーン(豆乳が大好きすぎて、すぐお腹いっぱいになってしまう!)や、手話通訳を務める妻・香さんとのやりとりによって、少しずつ佐村河内守という人の日常が浮き彫りになってゆきます。

映画の中で何度か繰り返されるのは「ぼくを信じてくれますか?」というやりとりです。森監督が佐村河内氏に「嘘はついていないですよね?」と確認する場面もありますが、監督自身も「信じてなきゃ撮れないですよ。心中ですよ」と語り、妻の香さんも「同じ船に乗っているようなものだから」と話すなど、取材に対するそれぞれの立ち位置も明確にされています。

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最終更新:6月13日(月)9時37分

dmenu映画

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。