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香川にムヒにオバメヤン…… 近年のドルトムントブームに貢献する“トリュフの嗅覚”を持つ男とは?

theWORLD(ザ・ワールド) 6月12日(日)23時0分配信

今夏は多くのスター候補生を獲得

彼らの投資にはいつも意味がある。決してワールドクラスとはいえない若手選手をチームに引き入れ、最後には世界中のメガクラブが心酔するほどのスーパスターへと育て上げる。ドルトムントの市場における哲学は、ミヒャエル・ツォルクGMによって今後も変わることがないだろう。

香川真司にヌリ・シャヒン、そしてヘンリク・ムヒタリヤン。彼らはここ数年の間にどれだけのハイクオリティな人材を育て上げただろうか。昨季のブンデスリーガを席巻したピエール・オバメヤンは、かつてミランで“失格”の烙印を押された男だ。他クラブでは輝けなかった人間も、ドルトムントでは素晴らしい名手となる。そんな“方程式”を確立させたのは、他ならぬツォルク氏によるものだといっても過言ではないだろう。独『Bild』は同氏による目利きの才能を称え、「トリュフの嗅覚を持つ男」と表現。今夏すでにウスマン・デンベレやミケル・メリーノ、そしてエムレ・モルといった原石を獲得したドルトムントを評価している。また彼らは現在ロリアンに所属する22歳のポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロの獲得にも急接近しており、未来のスター発掘に余念がない。

もちろんドイツの絶対的王者バイエルン・ミュンヘンを追うには“原石”ではなく、即戦力が必要であることは明白だ。しかしハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOはサポーターに少しの辛抱を求めている。

「今の我々は大きな変革の最中にいる。よって皆がドルトムントに“バイエルン狩り”を期待するのは間違っているよ。将来に向けた希望のスターを獲得してるんだ。もしも彼らが期待通りのプレイをしたなら、素晴らしい展開にはなるだろうけどね」

同氏が指摘するように、20歳前後の若手選手を獲得することが、ドイツのジャイアンを倒す決め手となることは想像しづらい。しかし無名のアジア人だった香川が、ドイツ杯でバイエルン・ミュンヘン相手にゴールを決めたあの姿はフィクションでもなければ妄想でもない。近年のドルトムントには、なぜかそのような奇跡を求めてしまいたくなる。最高のGMと多くのスター候補生によって支えられる彼らの快進撃が、来季も見られることを願うばかりである。

http://www.theworldmagazine.jp

最終更新:6月12日(日)23時0分

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