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「思い出になるようなプレーを」…頼れるリードオフマン、西武・秋山が逆転お膳立て

ベースボールキング 6/12(日) 22:50配信

 お立ち台に上がった頼れるリードオフマンは、3塁側上段に向かって笑顔で手を振った。

 「ラッキーセブンの応援の後の攻撃だったので何とかしたいなと思っていました」。1点ビハインドの7回裏、先頭打者の西武・秋山翔吾は、中日・小川龍也が投じた128キロのスライダーをセンター前にはじき返した。

 この日は秋山にとって特別な日だった。秋山は昨年に引き続き、ひとり親家庭の子どもらを球場に招待。「わざわざ時間を割いて来てもらっている。(招待した親子にとって)思い出になるようなプレーをしたい」と試合前に話していた。

 自身もひとり親家庭で育った秋山。この取り組みは今年2度目で、前回の5月8日の日本ハム戦に招待した親子からは、たくさんのメッセージを受け取ったという。同じ境遇の人たちからの言葉は、秋山に大きな力を与えている。

 「ヒット1本」。秋山が掲げたこの日の最低限の目標は、第1打席の中前打で果たされた。しかし、これでは満足できなかった。

 第3打席、1点を追う7回。「中日の中継ぎ陣の中では一番当たりたくないピッチャーだったんですけど、初球振りにいけたのが良かった」と振り返る。ファールで粘り、ツーストライクからフルカウント まで持ち込んだ7球目、秋山の想いが形になった。

 がむしゃらだった。「打った感じは真っ直ぐだと思ったんですけど、スライダーだったみたいですね」と苦笑い。「ボールを選んでいる余裕はなかった」。

 その後、相手の三塁手・亀澤恭平の送球ミスに乗じて二塁からホームまで激走。同点に追いつくと、5番浅村栄斗のレフトへのヒットでメヒアが勝ち越しのホームを踏んだ。

 「(招待した方たちの)席は聞いていたので、手を振ったのですけど…」。きょうのヒーローは、秋山、武隈、浅村の3人。インタビューの都合上、直接言葉で伝えることはできなかったが、秋山はその気持ちを精一杯、3塁側のスタンド上段に届けた。

 「良い思い出になってくれたらいいな」と謙虚な英雄は、はにかむ。大丈夫、秋山の想いは届いているはずだ。

BASEBALL KING

最終更新:6/12(日) 23:31

ベースボールキング

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