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鎌倉・由比ガ浜で古墳時代の人骨出土 10代半ば男性が石棺墓に

THE PAGE 6/13(月) 15:07配信

 鎌倉市の「由比ガ浜こどもセンター(仮称)」建設地で、市内初の古墳時代の箱式石棺墓が出土した。

 同市ではこどもセンターの建設に先立ち、由比ガ浜一帯に広がる砂丘上に位置する長谷小路周辺遺跡約1,100平方メートルを対象に2016年2月から埋蔵文化財の発掘調査を実施。調査を担当した斉藤建設埋蔵文化財調査部によると、鎌倉~室町時代では方形竪穴建物7軒、井戸1基、土坑墓1基、イヌ、ウマ、ヒトの骨など、奈良・平安時代では竪穴住居12軒、土坑(穴)7基が見つかっていた。

 現在より4~5メートル深い窪地に生活の場があったとされる古墳時代では、炉跡1カ所、埋設土器2基、散乱した土器、貝殻、軽石などを発掘。そこに海岸から吹き寄せた砂で1メートルほど埋まった古墳時代の終わり頃とされる位置に、石棺墓1基、土坑墓1基、土坑などが見つかった。

 石棺墓は部分的に加工した磯石の泥岩を長さ2.35メートル、幅1.14メートルに積み上げ、その中に作った長さ1.62メートル、幅0.35メートル、深さ0.45メートルの埋蔵施設の由香に泥岩を砕いて敷いたもの。埋蔵された人物は、頭を東南に向けて仰向けで体を伸ばした「仰臥伸展葬(ぎょうがしんてんそう)」の姿勢をしており、身長は156.2センチメートル。骨や歯の状況から15歳前後の男性とみられ、親族も近くに埋蔵されている可能性が高いという。

 石棺墓の西側8.3メートルの位置で見つかった長さ1.5メートル、幅0.5メートル、深さ0.4メートルの土坑墓には、頭を東に向けて仰向けに体を伸ばした人物が埋葬されており、性別や年齢はまだ不明だという。

 鎌倉時代の土坑墓には、壮年の女性が北に頭を向けてうつ伏せに埋葬されており、右肩の辺りに銅銭1枚、ハサミ、毛抜きが供えられていた。

 石棺墓の類例は2011年に横須賀市久里浜の八幡神社遺跡で見つかっており、今回が神奈川県内で調査・報告された2例目となる。

(齊藤真菜)

最終更新:6/13(月) 15:07

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