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ムサシトミヨなど1600匹死ぬ さいたま水族館で火災、当面休館へ

埼玉新聞 6月13日(月)22時17分配信

 12日午前3時半ごろ、埼玉県羽生市三田ケ谷の県営さいたま水族館(小高重光館長)から出火。鉄筋コンクリート2階建て約1770平方メートルのうち、1階のホシガメコーナー付近約240平方メートルを焼いた。この火事で飼育していたリクガメや県の魚ムサシトミヨなど26種、計約1600匹が死んだ。けが人はいなかった。引き続き被害の詳細を調べるため、同館は当面休館することを決めた。

 県によると、死んだのは、県の魚で熊谷市の元荒川が唯一の生息地となっているムサシトミヨ510匹や国の天然記念物ミヤコタナゴ245匹など。ほかにホシガメ2匹、ホウシャガメ6匹、キンギョ40匹も含まれている。

 火災による停電で、水槽のポンプなどの設備が停止したことが原因とみられる。展示されていた生き物のほか、予備で飼育していた魚も被害を受けた。同館は136種、計約9300匹の生き物を飼育していた。

 羽生署などによると、11日の営業を終えた午後10時ごろ、職員が施錠して帰宅。出火当時、館内は無人だったという。12日午前3時半ごろ、建物内の火災センサーが火災を検知。警備会社から同署などに通報があり、消防車5台が出動して出火から約2時間後に消し止められた。

 1階の展示スペース用の電気ヒーターが激しく燃えており、同署は火元の可能性があるとみて調べている。

 火災の影響で同館は12日の営業を中止した。休館期間は未定。利用客にはホームページなどを通じて周知している。同館は「もう少しで夏休みが始まる。被害状況と原因を調査し、なるべく早く営業を再開したい」と話した。

 同館は県営羽生水郷公園内に1983年オープン。県内に生息する魚を中心に、世界の代表的な熱帯魚なども展示している。

最終更新:6月13日(月)22時17分

埼玉新聞