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福知山市長選:当選の大橋氏 熱気の事務所、かすれた声で感謝の言葉

両丹日日新聞 6月13日(月)15時27分配信

 「大橋氏1万票、松山氏8千票」-。午後10時5分ごろ、北羽合の大橋陣営の選挙事務所に1回目の開票状況が伝わると、集まった支援者たちから「オー」という声と拍手が沸き起こり、開票前とは空気が一変した。一気に勝利のムードが広がり、「これで間違いない」と確信する声が上がる。それでも「安心できない」と、慎重な姿勢を崩さない人も。しかし、同10時38分ごろ、勝利の連絡が飛び込むと「待ってましたー!」と歓喜に沸いた。

 バンザイを繰り返す人、携帯電話で知人に当選を伝える人。熱気が高まる中で、同10時45分すぎ、大橋氏が事務所に姿を見せた。割れんばかりの拍手で迎える支援者たち。竹下與作・選対事務長がマイクを握り「みなさんの熱意が市民にも伝わり、『市政を変えよう』という空気がみなぎった」と興奮気味に語った。

 マイクを受け取った大橋氏は「みなさん勝ちました」と、笑顔で勝利宣言。すぐに表情を引き締め、「『8年間続いた現市政をこのまま4年間続けていただくわけにはいかない』という市民の熱く、強い思いの勝利」と、少しかすれた声で感謝の思いを伝えた。

 続けて、「これから私たちの進む道は、ある意味では、上り坂かもしれません。深刻な財政状況のなか厳しい行財政改革も進めていかなくてはならない。市民と一緒になって10年後の福知山を考え、30年後を構想し、持続可能で明日への希望が持てる古里づくりに向けて、しっかりとスクラムを組んで頑張り抜きたい」と深々と頭を下げた。

 事務所には母の津満子さん(92)の姿もあった。手には夫・健さんの写真を持ち、一緒にバンザイ。ともに息子の当選の喜びの輪に加わった。

「行財政改革は対話が前提」

 支援者と次々に握手を交わしたあと、報道陣のインタビューに答え、あいさつで触れた行財政改革については「市民と一緒に将来の福知山をつくるため、対話をしながら進めていく必要がある」とした。

 今後の市政の進め方や議会との関係については、「だれもが福知山市を良くしていきたい、何がいいのかと判断して活動、行動されている。自分たちが生まれ育った福知山を持続可能なまちにしていくという思いは、それぞれ立場が違っても同じ。『ノーサイド』という言葉が適当かどうか分からないが、一緒にやっていけるように進めていきたい」との姿勢を示した。

両丹日日新聞社

最終更新:6月13日(月)15時27分

両丹日日新聞