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ひとり親家庭に知って欲しい「生命保険信託」 ~主婦の金バナ(14)~

マネーの達人 6月13日(月)5時30分配信

生命保険信託。

あまり聞きなれない名前だが、このところ成約ベースに勢いがある生命保険の付加的サービスだ。どんな特徴があり、どんな人が使っているのだろうか?

生命保険に詳しいファイナンシャルプランナ-の竹下さくらさんにお話を伺った。

契約者の「想い」を実現する仕組み

「生命保険信託は、自分が亡くなった後、残された家族の財産管理能力に不安がある場合など(※)に使いやすい商品です」(竹下さん)

たとえば、片親世帯の場合、保険金の受取人が未成年で親権者が一人のこともある。幼い子どもに大金が入ることで、トラブルの種になることもあるだろう。

また、知的障がいのある子ども、老・老介護中で親が認知症など、残された家族の財産管理能力に不安が残るケースは多々、想定される。

一般的な生命保険が保険金という大金を全額一括で渡す、あるいは契約者が年金払いと決めておいても受取人が望めば一括で支払われるのに対し、生命保険信託は、確実に毎月一定額を契約者が指定した相手に渡るように契約をすることができる。

ペース配分をしながら生活費や学費、老人ホームなどの費用等として使えるので「保険金をこう使って欲しい」という契約者の想いを、確実に実現できる仕組みといえる。

※自分が亡くなった後、家族も亡くなった段階で財産が残っているケースに備え、あらかじめ、「家族亡き後は社会・公益のために残りの財産を使ってほしい」という要望をかなえたい場合などにも使える(ただしプルデンシャル信託が受益者として設定を認める場合に限る)

生命保険信託のハードルが下がった!

「従来の生命保険信託は、信託銀行のみが担い手だったため、どちらかといえば富裕層向けでした。けれども扱う会社が増え情報に接する人達が増えたこと、そして何より手数料が手頃な利用しやすい商品が登場したことで、利用者のすそ野は広がっています」(竹下さん)

●プルデンシャル信託を利用した場合の例

契約手数料とは、契約をする際の事務手数料(1契約につき1回)。

保険金受領時報酬とは、金銭信託の開始時、つまり契約者の死亡時に支払うお金(1契約につき1回)。

財産管理手数料とは、財産を管理する手数料(毎年1回)。

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最終更新:6月13日(月)5時30分

マネーの達人