ここから本文です

カキの殻が肥料に変身 入善の善商、廃棄物を活用

北日本新聞 6月13日(月)23時25分配信

 入善町商工会青年部員やOB有志による合同会社・善商(岡田亮代表社員)は、カキの殻を使用した農業用肥料などオリジナル製品の開発に乗り出す。町内ではレストランのオープンなどでカキの認知度が高まっている。破棄していた殻の有効活用で町のPRに役立てる狙いだ。

 入善町では2014年に日本かきセンター(本社・下飯野)が進出し、翌15年8月にはレストラン「入善 牡蠣(かき)ノ星」(下飯野)がオープンした。カキを使った食のイベントも開かれ「入善のカキ」として根付いてきた。

 善商はさらなるPR効果と地域活性化を目指し、レストランなどで破棄されている殻に着目。善商によると、カキの殻にはカリウムが豊富に含まれ、農業用の肥料として転用された実例がある。土の中の菌を吸着したり栄養分が逃げていくのを防いだりする効能が指摘されており、細かく粉砕して田んぼや畑にまくことを検討している。

 無償で借りるプールで殻を水に漬けて塩分を抜き、塩分濃度の違いにより肥料としての効果に差が出るかを近く実証実験で調べる。

 いずれは県外の先進事例を視察し、建設資材や化粧品などにも応用できるか研究を重ねる方針だ。メンバーは「入善はジャンボ西瓜(すいか)やチューリップが知られている。今回の肥料はそれらとも組み合わせることができ、入善を広くアピールするきっかけにしたい」と意気込んでいる。(朝日・入善支局長 吉本佑介)

北日本新聞社

最終更新:6月13日(月)23時25分

北日本新聞