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迷子のツル、停留地から姿を消して1カ月 足取りを追う/台湾

中央社フォーカス台湾 6月14日(火)11時36分配信

(新北 14日 中央社)北部・新北市金山区の湿地に約1年半余りにわたり停留していたソデグロヅルが同地を去ってから、12日で1カ月が経った。保護活動を続けてきた台湾生態工法発展基金会はツルの足取りを探ろうと、中国大陸や韓国、日本に通報の協力を呼びかけている。今月下旬にはツルの故郷であるシベリアに向かい、生息地を訪問する予定だ。

ツルは2014年12月に同地に飛来。当時はまだ亜成鳥だった。ツルを守ろうと、同地域では環境にやさしい農業を開始するなどの取り組みを実施し、成長を暖かく見守っていた。

ツルは先月4日、同地から飛び立ち、シベリアに戻ったかと思われていたが、同7日午前に同地に舞い戻った。そして5日後の同12日午前、再び同地から旅立った。その後、ツルの足取りは確認されていない。

基金会はツルのドキュメンタリー映像を製作しており、シベリア訪問によって作品を完成させる予定。また、学術機関を訪れ、ロシアと台湾間のソデグロヅルに関するデータベースを構築する。

ツルは姿を消したが、同地では生態環境保護に対する取り組みが続けられている。同地の農家は今後も除草剤や農薬を使わない農業を行っていくつもりだという。また、新北市政府が今年1月、同基金会と共同で発表した「金山イニシアチブ」のエコ政策を受け、荒廃農地を復活させる農家も出てきている。

地域住民の中にはツルを恋しく思う人も。実家が同地で農業を営む頼建興さんは、ツルを想う父親を慰めようと、記念にツルの看板を家に持ち帰った。頼さんは「ツルが無事故郷に帰れることを願っています。来年彼女を連れて台湾に戻ってきてくれれば」と話した。

(黄旭昇、王鴻国/編集:名切千絵)

最終更新:6月14日(火)11時36分

中央社フォーカス台湾

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