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舛添都知事、突然の延命演説 「ホテル面談」疑惑は口閉ざしたまま

THE PAGE 6月14日(火)0時15分配信

 議会を乗り切るウルトラCは知事自らによる「命乞い」だった――。舛添要一都知事の政治資金の私的流用疑惑を解明するため、13日に開かれた都議会総務委員会集中審議。「どうか(リオ五輪が終わるまで)不信任案提出の猶予をいただきたい」「その後で私がふさわしくないと判断された時にはお出しいただきたい」。知事は最後の質問者との質疑を終えると、14日にも提出が予想される不信任案に関して形勢不利と読んでか、こう各都議に訴えて知事職の延命を懇願した。一方、千葉・木更津のリゾートホテルでの「面談疑惑」については代表・一般質問の際と同様、知事はあくまで面談相手とされる出版社社長の氏名を明かすことはなく、問題の人物や面談の存在自体への疑いがさらに濃厚となった。

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閉会直前の「サプライズ」

「委員長」

 4時間超にわたる集中審議で、おときた駿氏(かがやけ)との一問一答が終了した直後だった。関係者から手渡されたメモに目を通した舛添知事は突然、手を挙げた。

 神妙な顔で立ち上がると、こう切り出した。「発言をお許しいただきありがとうございます。ここで一言申し上げたいと思います」

 場内がざわつき、傍聴席では「辞職かな」という囁きも。固唾をのんで見守る中、知事は集中審議で議員数人が言及した「不信任案」について語った。

 「『不信任案を提出したい』ということについては極めて重く受け止めております」とした上で、「もし可決された場合、いずれにしても選挙ということになります。その選挙の時期はリオ五輪の時期に重なり、(そのさなかに)次期開催都市で選挙というのは国家的大事業である2020年大会に取って極めてマイナス。もちろん私のことが発端なのは承知しておりますが」と述べた。

 「どうか少しの猶予をいただきたい。私が知事の座にしがみつくということではなく、私はすべての給料をご辞退申し上げて全身全霊で働きたい」と訴えるものの、傍聴席からは笑い声が起きる。知事は続けて「五輪と重なる時期に選挙を行えば公益にそぐわないという判断をしているところです。猶予をいただいて、そして私が知事にふさわしくないという判断を都議会の皆さまがなさるときには不信任案をお出しいただきたい」と深々と頭を下げた。

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最終更新:6月14日(火)2時19分

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