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<ジョディ・フォスター>「マネーモンスター」で監督 「今は、監督業に集中したい」

まんたんウェブ 6月14日(火)14時27分配信

 映画「羊たちの沈黙」(1991年)や「パニック・ルーム」(2002年)などの作品で知られるジョディ・フォスターさんの4本目の監督作「マネーモンスター」が10日から公開されている。生放送中に、拳銃と爆弾を手にした若い男にジャックされたスタジオを舞台に、番組の男性パーソナリティー、リー・ゲイツと、彼の身を案じながら番組を進める女性ディレクター、パティ・フェン、そして犯人カイル・バドウェルの息詰まる駆け引きが展開するサスペンス。作品のPRのために来日したフォスター監督に話を聞いた。

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 ◇「観客を信じている」

 最近のハリウッド映画といえば、アメコミの映画化やシリーズものが、その代名詞となっている。その中で今作は、CGやVFXに頼らず、一瞬たりとも緊張感が途切れることのないストーリーで見せ切り、久しぶりに“ザ・ハリウッド映画”を実感させる、娯楽性に富んだ作品だ。

 その指摘に、「確かに、スタジオが財政的な選択として、シリーズものや、スーパーヒーローものばかりを作っているのが現状です」と話し始めたフォスター監督。「そういうスタジオが、こういうタイプの作品を製作するのは稀(まれ)ですし、ましてや、企画から製作、公開にこぎ着けるのは、珍しいケースだと思います」と、昨今のハリウッド映画の中での今作の特異性を指摘する。

 その上で、「ただ私は、観客の方も、より知的なものや、自分に挑んでくれるもの、ユニークなものを見たいと思っていると信じています」と話し、その観客に対する信頼と、今作の、「エキサイティングでスピーディー、知的な上に分かりやすいサスペンスの要素」、「心を揺さぶるリアルなストーリーという要素」が、合致していることをアピールする。

 ◇相性抜群だったジョージとジュリア

 その「ユニークなもの」をけん引するのが、ハリウッドの2大スター、ジョージ・クルーニーさんとジュリア・ロバーツさんだ。クルーニーさんが演じるリー・ゲイツについて、フォスター監督は「すごくエゴが強いし、他人に対する思いやりも持っていない。毎日を確たる信念もなく生きていて、自分自身を見失っている。臆病だし、おまけに大酒飲み」とこき下ろす。しかし、そんなゲイツが、ジャック・オコンネルさん演じるカイル・バドウェルと対峙(たいじ)することで変化していき、「ある意味、再び人間である自分を取り戻していく」。そういった、「最初は(観客に)嫌われるかもしれない」キャラクターだからこそ、「観客を引き付ける、魅力ある役者が必要でした」とクルーニーさんの起用理由を説明する。

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最終更新:6月14日(火)14時31分

まんたんウェブ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。