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中国漁船の手口明るみに 組織的に韓国海域から漁獲物持ち出す

聯合ニュース 6月14日(火)12時0分配信

【仁川聯合ニュース】黄海上の韓国海域に出没した多くの中国漁船は通常2~3か月間、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)近くに留まり違法操業を繰り返していたことが14日までに分かった。こうした中国漁船は中国とNLLを行き来する運搬船を通じ食料や生活必需品を調達し、漁獲物を持ち出している。

 仁川海洋警備安全署によると、このほど黄海の韓国・延坪島沖で拿捕(だほ)作戦のため乗船した韓国海洋警察の取り締まり要員を乗せたまま北方に逃げようとした中国漁船は、4月13日に中国・遼寧省東港を出航した。

 その後、韓国海洋警察に拿捕される今月11日までの約2か月間、NLL付近の海上に停泊しながら違法操業を続けていたことが分かった。

 だが、拿捕した際、漁船にはワタリガニなど45キロの漁獲物しかなかった。

 この漁船が韓国海域で違法に水揚げした漁獲量を正確に確認する方法はない。運搬船が中国と韓国海域を行き来して違法に捕まえた海産物を中国に運んだためだ。

 通常、中国漁船10~30隻に対し100トン級の漁獲物運搬船1隻がついて海産物を運び出し、食料や生活必需品、酒、たばこなどを届けるとされる。多くの漁船を保有する中国の船主自身が運搬を担うケースもある。

 漁船の乗組員が家庭の事情で中国に戻らなければならない場合、この運搬船でほかの乗組員と交代する。

 海洋警察関係者は「昨年の場合、韓国海域で違法操業した中国漁船乗組員には1か月に7000~1万人民元(11万3000~16万1000円)、機関士ら幹部乗組員には約1万2000人民元が支給された」と話した。

最終更新:6月14日(火)12時0分

聯合ニュース