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死産の乳児「気持ち悪い」と便器に戻す 福井遺棄初公判で検察側指摘

福井新聞ONLINE 6月14日(火)8時13分配信

 福井市黒丸町の下水処理施設で4月、乳児の死体が見つかった事件で、インターネットカフェのトイレに乳児の遺体を流し遺棄したとして、死体遺棄罪に問われた同市生まれの住所不定、派遣社員荒木光湖被告(28)の初公判が13日、福井地裁(入子光臣裁判官)であった。荒木被告は起訴内容を認めた。冒頭陳述で検察側は、同被告がトイレで腹痛に耐えられず出産し、いったん遺体を水中から両手ですくい上げたが「気持ち悪い」と便器の中に戻したと述べた。

 また検察側は、同被告が昨年12月ごろに妊娠し、過去の出産や流産の経験から流産する可能性も認識していたが「当時保険証がなく診察にお金がかかることや、親に知られたくないことから通院しなかった」と指摘した。

 起訴状によると同被告は3月31日ごろ、同市内のインターネットカフェのトイレで乳児を死産し、遺体を流して遺棄したとされる。

 同被告は14年10月中旬ごろにも、交際相手の男(33)と共謀し、同市内の自宅トイレで死産した乳児の遺体を流して遺棄したとされる別の死体遺棄罪でも起訴されている。次回公判は7月5日に追起訴分の審理が行われる。

福井新聞社

最終更新:6月14日(火)8時13分

福井新聞ONLINE