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ナホトカ号重油事故のイルカが20歳 越前松島水族館の「ラボ」

福井新聞ONLINE 6月14日(火)11時43分配信

 1997年のロシアタンカー重油流出事故で、福井県坂井市の越前松島水族館から県外の水族館へ一時救出移送されたバンドウイルカの「ラボ」が26日、20歳の誕生日を迎える。越前松島水族館内に12日に設置した横断幕には、来館者からあふれるほどのお祝いメッセージが寄せられている。

 ラボは96年6月26日、同水族館で誕生。事故当時は生後約6カ月で母親の母乳を飲んでいた。油の回収作業はめどが立たず、今後の健康被害を懸念して移送を決断した。世界的にも赤ちゃんイルカの移動は例がなく、飼育員とボランティアの努力から無事成功した。

 同水族館は12日、館内海洋館2階に、中央にラボの写真を印刷した縦約1メートル、横約3メートルの布製横断幕を設置。予想以上の人気ぶりで、翌日は新たに数枚の模造紙を用意した。

 家族と訪れた福井美帆さん(10)=京都府=は「大切にされてるのが分かる。次も一緒に祝いたいな」と夢中で書き込んでいた。

 事故当時の水族館周辺やラボの様子などを写真で紹介するほか、誕生日当日は、撮影会などを予定している。

福井新聞社

最終更新:6月14日(火)11時43分

福井新聞ONLINE