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川越・菓子屋横丁、新店舗が開店 火災後初「にぎわい取り戻す力に」

埼玉新聞 6月14日(火)2時17分配信

 川越市の観光名所「菓子屋横丁」に11日、新たなテナント施設が誕生し、新規店舗が営業を始めた。5棟が全焼した昨年6月の火災後、菓子屋横丁に新店舗が開店するのは初めて。本格的な再建に向け、新たな一歩を踏み出した。

 開店したのは市内の和菓子店「菓匠右門 川越けんぴ工房」。木造2階建て施設の1階部分で、作りたての「芋けんぴ」を販売している。23日には同じ施設内に、うなぎの「大穀」と、そば・甘味の「クマ甚」も開店する予定だ。

 施設は火災で全焼した民家跡地を不動産関連会社が買い取って建設。建物の外観は菓子屋横丁の店舗が加盟する「川越菓子屋横丁会」や地元NPOなどと協議した。耐火に優れた構造で、周辺の景観を損なわないように町家風のものにしている。施工したアサヒ建興(川越市)の藤崎栄一社長は「昔ながらの板張りで作ったところも見てもらい、皆さんに喜んでもらいたい」という。

 この日は早速、大勢の観光客らが来店。買い物を楽しむ姿が見られ、菓子屋横丁に新たな風を吹き込んでいた。

 右門の町田明美社長は「火災は残念だったが、にぎわいを取り戻す力になれれば」。川越菓子屋横丁会の浜野友久会長は「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して、菓子屋横丁を盛り上げていきたい」と話していた。

 菓子屋横丁では、全焼した菓子店「稲葉屋」と「吉仁製菓」も新店舗を建設している。

最終更新:6月14日(火)2時17分

埼玉新聞