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氣志團、強制退去の幕切れで大盛況「LOVE in Action Meeting」

MusicVoice 6月14日(火)14時5分配信

 若年層に献血の必要性を訴求するチャリティライブイベント『LOVE in Action Meeting』が13日、東京国際フォーラムで開催され、Da-iCE、Silent Siren、氣志團、ナオト・インティライミといった面々がライブを披露し、観衆を魅了した。

【写真】会場を華やかにしたSilent Siren

 『LOVE in Action Meeting』は、日本赤十字社が若者への献血推進事業『LOVE in Action プロジェクト』の一環として、若年層に献血を呼び掛けることを目的に、2009年10月から行われている無料ライブで今年で7回目。

 この日は、抽選で4500人を無料招待。アーティスト達のライブや楽しいトークで、特に近年若年層の献血率が減少傾向にある現状を踏まえ、献血の重要性や必要性を改めて呼び掛けた。

 イベントのトップを飾ったのは、今回3度目の出演となった5人組のダンスボーカルユニットDa-iCE。スタイリッシュでクールなルックスとサウンド、シャープなダンスの中で、雄大、想太という2人のメインボーカリストが織りなす情熱的なボイスが、観衆の気持ちをガッチリつかみ、華々しいイベントの幕開けを飾った。

 続いて登場したのは、4人組ガールズロックバンドSilent Siren。スイングする8ビートの中、ロックっぽい荒々しさと、女の子らしいポップな雰囲気を充満したそのサウンドは、聴いているとつい体を動かしたくなる。弾けるような笑顔で楽しそうにプレーする彼女らの姿を見ればなおさらだ。自身初の海外ツアーを控え、益々勢いを増しているSilent Sirenは、彼女らならではのステージで、会場の温度をより上昇させていった。

 そんな女の子4人からバトンを渡されたのは、6人組“ヤンクロックバンド”の氣志團。イベントの出演は常連であるという彼らは、この日も氣志團ならではの熱いロックと、間に挟まれるリードボーカルの綾小路翔のユーモアたっぷり、且つ、時に熱いMCで、観衆を魅了した。自身の父が35年ほど前に、病気で倒れ手術受けた際に、献血によって集められた血液に助けられたという綾小路は、その経緯でこのイベントに氣志團として参加することを決意、今に至るというエピソードを明かした。

 また、この日は途中までバリバリのロックを聴かせていたが、途中で割り込んできた「プロデューサー」と呼ばれる男に茶々を入れられ、一度プレーした「喧嘩上等」「One Night Carnival」を、バンドではできないダンスアレンジスタイルとしてセルフカバーを披露。途中時間がなく強制退去させられるまで懸命にステージでプレー、その異様ながらもユーモアたっぷりな幕切れに、観衆はみな大喜びしていた。

 一方、今回は新たな取り組みとして、いのち、愛、友情、助け合いなどをテーマとしてオリジナル楽曲(詞と曲)で自由に表現した作品を募集する企画、LOVE in Action 「Song for the Life 音楽コンテスト」がおこなわれ、今回は兵庫県出身の北原ゆかが受賞、グランプリ曲となった自身の曲「Be the light of the world」を披露。まだ、ギター歴もそんなに長くないという彼女だが、少女らしいあどけなさを見せる一方で、優しくも真の通った歌声を披露、観衆を魅了するとともに、新たな歌姫誕生の予感すら見せていた。

 そして、イベント終盤に登場したのがナオト・インティライミ。さわやかなサウンドの中、優しく包み込むような、それでいて強く、聴くものを引っ張るような、一見矛盾する感覚が奇跡的に同居する彼の歌声。その声に、この日も観衆はすっかり魅了される。

 3曲目の「未来へ」は、日本赤十字社「平成28年はたちの献血」キャンペーンソングとして使用された曲。ナオトが「単純な応援歌ではない、希望の歌」と語ったその歌は、「負けるもんか、負けるもんか」と繰り返される詞など、一つ一つの言葉が観衆の心の琴線に強く作用する。そんな彼の歌に引っ張られ、誰もが彼が歌っている間はひと時もステージから目を離せなくなっていた。

 そして、ラスト曲「The world is ours!」では、観衆との掛け合いも楽しみながら最高の盛り上がりを見せ、このイベントをしっかりと締めくくった。(取材・桂 伸也)

最終更新:6月14日(火)14時5分

MusicVoice