ここから本文です

中国の粗鋼生産、5月7050万トン。1日当たり4万トン減、減産基調に

鉄鋼新聞 6/14(火) 6:00配信

 中国・国家統計局が13日に発表した同国の5月の鉄鋼生産は、銑鉄が6065万トン(前年同月比0・2%減)、粗鋼は7050万トン(同1・8%増)、鋼材は9946万トン(同2・1%増)だった。銑鉄は2カ月連続の前年割れ。粗鋼は3カ月連続で前年比増となったものの、1日当たり生産では227万4千トンと、前月から4万トン減少した。一方、鋼材は今年3月に記録した9923万トンを超え、月産最高を更新した。

 中国では、4月末をピークに鋼材市況は下落しており、5月の1日当たり粗鋼生産が3カ月ぶりに減少へ転じたのは増産意欲が減退している表れとみられる。
 また鉄鋼の一大生産地である河北省唐山市では、4月末から世界園芸博覧会など国際行事が続き、環境対策のため同地域の鉄鋼メーカーは操業が制限されている。今月も中国・東中欧首脳会議が同省で開かれるため、生産規制が強化され「あらゆるきっかけを使って中央政府は減産を図っている」(日本の高炉メーカー輸出担当)とみられている。
 1~5月累計の鉄鋼生産は、銑鉄が2億8550万トン(前年同期比2・8%減)、粗鋼が3億2995万トン(1・4%減)、鋼材が4億5854万トン(1・0%増)だった。
自動車生産、7カ月連続増
 鉄鋼以外の5月の経済統計では、自動車生産が208万7千台(前年同月比4・1%増)となり、7カ月連続で前年実績を上回った。小型車への減税効果が続いている。
 5月のコークス生産量は3781万トン(0・6%増)、発電量は4636億キロワット(横ばい)、金属加工機械の生産台数は6万台(9・0%減)だった。
 1~5月累計では、自動車生産が1099万3千台(前年同期比5・6%増)、コークス生産が1億7660万トン(5・7%減)、発電量が2兆2676億キロワット(0・9%増)、金属加工機械の生産が29万台(8・2%減)だった。

最終更新:6/14(火) 6:00

鉄鋼新聞