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若手論客 農政討論 自民党・小泉進次郎氏、民進党・玉木雄一郎氏

日本農業新聞 6月14日(火)13時2分配信

 22日公示の参院選では、安倍政権が進めた農政改革の是非が争点になる。自民、民進両党の農政の若手キーパーソン、小泉進次郎氏と玉木雄一郎氏に、環太平洋連携協定(TPP)や農協改革、米政策などの主要課題をテーマに討論してもらい、論点を浮き彫りにした。農業の将来像を展望し、与野党で共有すべき政策の土台についても探った。(司会は編集局長・田宮和史郎)

・小泉氏:戦略的に価値、不安は拭う

 ――TPPの審議が、臨時国会に先送りになりました。どう対応しますか。

・小泉氏

 通常国会で承認に至らなかったのは残念だ。TPPに大きな戦略的価値があることは多くの人が共有していると思う。しっかりと理解を得た上で、次の国会で発効に向けた日本の責任を果たしていきたい。

 農家の不安と向き合うことが大前提だ。環境は変わっても大丈夫だと思ってもらえる対策をしていく。一方、国内だけを見ていたら人口減と高齢化で需要は減る。海外の市場を狙い、TPPをむしろチャンスに変えたいという、意欲ある生産者の努力が報われる環境をつくっていきたい。

・玉木氏:“無傷ゼロ”国会決議違反

・玉木氏

 今回のTPPには反対。攻めるべきものを攻め、守るべきものが守られたかの検証が必要だが、農産物については国会決議違反と言わざるを得ない。重要5品目は除外か再協議にと求めたが、品目ベースでは、無傷で守られたものはゼロだった。

 攻めるべき分野も攻められていない。米国が日本の自動車にかける関税は乗用車で25年、トラックは30年残る。だが米韓自由貿易協定(FTA)ではそれぞれ5年と10年。これでは韓国に負けてしまう。

 ――政府の情報開示に対する評価は。

・小泉氏

 仮に民進党が与党だったとしても、情報公開できる度合いは限られる。相手国との信頼の問題で、交渉の過程でどんな議論があったかまでは明かせないのが外交の基本中の基本だ。

・玉木氏

 交渉過程も含めた全体像が分からないと、適切な対策も打てない。米について、最終的な文書にはない口約束や密約があるのではという不安もある。

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最終更新:6月14日(火)15時6分

日本農業新聞

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