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次世代通貨「ビットコイン」が、電子マネー(PASMOパスモなど)と違う点とは?

マネーの達人 6月14日(火)5時18分配信

2016年5月25日、仮想通貨の規制を盛り込んだ資金決済法などの改正案が参議院本会議で可決・成立しました。

これにより仮想通貨の雄ビットコインの市場は大いに盛り上がり、大幅な上昇を見せました。また最近では、来年秋、三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨(MUFGコイン)を発行することが明らかになりました。

このビットコイン、「結局、PASMO(パスモ)等の電子マネーとどう違うの?」という声をよく聞きます。

今日は、両者の違いを中心にビットコインの解説をしていきます。

PASMO(パスモ)とはそもそもコンセプトが違う

PASMO(パスモ)とは、きっぷの代わりに使えるICカードです。きっぷ以外にも最近は電子マネーとして、コンビニやコインロッカーなどあらゆるところで使用できます。

とても便利なICカードで私も使用していますが、これとビットコインは明らかに違います。そもそものコンセプトが違うのです。

PASMO(パスモ)は「日本円」の支払を便利にするもの

PASMO(パスモ)は「日本円」の支払いを便利にするものです。

つまり1万円札や1,000円札、それに硬貨などの持ち歩きや支払の煩雑さを減らしますが、あくまで価値の源は「円」です。

PASMO(パスモ)に入金できるのは「円」です。その「円」をコントロールしているのは中央銀行、つまり日本銀行です。

仮に日銀の金融政策が功を奏し、物価が上昇した場合、同じ金額を入金していたとしても皆さんが買えるものは少なくなります。

つまり、PASMO(パスモ)は中央銀行である日銀の金融政策という呪縛からは逃れられないのです。

一方、ビットコインはこの点違います。同じ電子マネーに思えますが、これは「円」ではありません。

まったく新しい通貨です。

ビットコインは誰のモノでもない

実は、ビットコインを管理している国や組織はありません。ビットコインには、発行体がないのです。

ビットコインを作ったのは「ナカモトサトシ」という人物ですが、彼(彼女?)の正体すらわかっていません。それでもビットコインは動き続けてます。

動かしているのは世界中のパソコンです。細かい話はここでは割愛しますが、イメージとしては、個人間の取引を世界中のパソコンで認証して成り立っています。

ビットコインは2009年の金融危機の真っ只中に生まれました。ナカモトサトシは、中央銀行の金融政策の在り方に疑問を抱き、国家に支配されない自由な通貨を作りたかったのかもしれません。(ちなみに、上述のナカモトサトシ、日本人かどうかもわかっていません。謎のままなのです。)

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最終更新:6月14日(火)5時28分

マネーの達人