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【MLB】イチロー、最多ローズについに王手も…中嶋氏との再会に「1番びっくり」

Full-Count 6月14日(火)16時3分配信

今季4度目の“猛打賞”で日米通算4255安打も…試合後は走塁と守備を振り返る

 マーリンズのイチロー外野手は13日(日本時間14日)、敵地でのパドレス戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季4度目の“猛打賞”で日米通算4255安打とした。3回に1イニング2安打を放つと、8回にも左前打を放ち、ピート・ローズの歴代最多安打4256本にいよいよ王手。メジャー通算では2977安打として、3000安打へ残り23本とした。

イチローはローズまでいよいよあと1本 MLB歴代通算安打数ランキング

 4打数3安打2四球の5出塁で、1打点3得点に美技も見せる大暴れだったイチローだが、試合後は昨季、日本ハムで現役を引退した元チームメートで、現在はパドレスにコーチとして派遣されている中嶋聡氏との再会を「一番びっくりした」と振り返った。

 イチローは初回に相手先発レイから四球を選んで出塁し、ボーアのタイムリーで二塁から先制のホームを踏むと、同点となった3回は鮮やかなライナーで左前打。プラドの勝ち越し2ランで再び生還した。この回、マーリンズが猛攻を見せたため、2死三塁のチャンスで再びイチローに打席が回ると、今度はスプリットをセンター方向へ転がす遊撃内野安打。1イニング2本目のヒットとなるタイムリーとした。

 5回1死三塁では再び四球を選び、イエリッチのタイムリーでこの試合3度目の生還。6回の第5打席は中飛に終わったが、8回1死一塁の第6打席は三塁線を破る左前打で、ついにローズに王手をかけた。

 ただ、試合後のイチローは打撃については語らず。まずは、初回にボーアのタイムリーで二塁から一気に生還した場面について。最後はキャッチャーのタッチをかいくぐるような形でスライディングしながら、巧みに左手でホームベースをタッチしたが「キャッチャーの動きを見ながらですね」と淡々と振り返った。三塁を回る際にスピードを緩めなかったことについても「僕それしか出来ないもん。どうやって緩めるのか分からない」とこともなげに振り返った。

パドレスコーチの中嶋氏との再会に驚き、「ただただ僕がびっくり」

 また、この日は5回1死一塁の場面でケンプの右中間への大飛球を追い、ランニングキャッチ。守備でも美技を披露した。この場面は1度ボールから目を切って、しっかりと中堅手の動きを確認しており、「(中堅手の確認を)しないとやっぱり怖いです。動きでやっぱり来ないというのは見えたので、早い段階で諦めてくれれば行けるという」と説明した。

 ただ、プレーでインパクトを与え続けるイチローがこの日最も衝撃を受けたのが、オリックス時代のチームメート、中嶋聡氏との出会いだったようだ。日本ハムからコーチとしてパドレスに派遣されている中嶋氏と試合前に握手を交わすと、談笑する場面も見られた。

「びっくりしましたね。あれ1番びっくりしましたね。何年ぶりですかね。僕がアメリカに行く直前、あの時以来か。大した話してないですけどね。ただただ僕がびっくりした」

 イチローは試合後に久々の再会をこう振り返った。ローズの記録が目前に迫り、報道陣も含めて周囲の雰囲気もヒートアップしてきたが、イチローはグラウンドで何も変わらず、淡々とヒットを積み重ねている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6月14日(火)16時5分

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