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【ブラジル】債務不履行者が増加 背景に若い世代の失業

サンパウロ新聞 6月14日(火)3時36分配信

 セラーザ・エクスペリアン(Serasa Experian)のまとめによると、2016年3月時点でブラジルには6000万人の債務不履行者がいるが、その15.7%にあたる940万人は18~25歳の若者だという。

 15.7%という数値は、債務不履行者全体におけるこの年齢層のシェアとしては12年以降で最も大きく、このシェア拡大には失業が大きく関係しているという。ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によれば、16年第1四半期(1~3月)の18~24歳の失業率は15年同時期のそれよりも6.5ポイント高い24.1%だった。

 債務不履行者全体における割合が最も大きかったのは41~50歳の層で、全体の19.1%をこの層が占めた。

 セラーザのエコノミストらは、失業だけでなく高インフレと高金利もまた、支払いの実行を困難にさせていると要因だと指摘。また、若年層の債務不履行者の増加については「クレジット市場における経験不足と物品購入時のより衝動的な行動がこの結果につながっている」との見方を示している。

 ブラジルの債務不履行者の数は12年から16年にかけて、5020万人から6000万人に膨らんでいる。

サンパウロ新聞

最終更新:6月14日(火)3時36分

サンパウロ新聞