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【MLB】イチローに王手の一打浴びた元同僚、記録達成は「自分相手はやめて」と本音

Full-Count 6/14(火) 21:42配信

4255安打目を浴びたソーントン、「どのくらい記録に近いかは知らなかった」

 マーリンズのイチロー外野手が、ピート・ローズの歴代最多安打4256本に王手をかけた。13日(日本時間14日)の敵地パドレス戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、4打数3安打2四球1打点3得点と活躍。メジャー通算2977安打、日米通算では4255安打とした。8回に、この試合3本目のヒットを浴びせられた中継ぎ左腕マット・ソーントン投手は、マリナーズ(04~05年)とヤンキース(14年)で同じユニホームを着た元チームメート。試合後には「(記録達成は)、自分相手にはやめてほしい」と本音をのぞかせた。

イチローはローズまでいよいよあと1本 MLB歴代通算安打数ランキング

 イチローはこの試合、6回までの5打席で2安打2四球3得点と圧巻の活躍。初回には捕手のタッチをかいくぐる巧みなスライディングで生還し、5回1死一塁の場面ではケンプの右中間へのライナー性の大飛球をランニングキャッチするなど、走攻守で圧倒的な存在感を見せた。

 そして、13-4の大量リードで迎えた8回の第6打席では、1死一塁でソーントンから三塁線を抜く左前打。いよいよローズの最多安打記録に王手をかけた。

“王手”の一打を浴びたソーントンは試合後、「(ローズの記録に)近かったのは知っていたけど、どのくらい記録に近いかは知らなかった」と苦笑い。かつて、イチローと2度も同じユニホームを着たことを振り返りつつ、「今日チームメイトに言ったんだけど、この16年間、イチローの体は全然変わっていない。自己管理がしっかりしている。試合前や試合後のルーティンは全然変わらない。3000安打、4000安打っていうのも全然驚かない」と脱帽した様子だった。

イチローに敬意、「バットコントロールは誰も並ぶことはできない」

 この試合終了時点で、イチローは今季打率.350とハイレベルな成績を維持。昨季は打率.229とキャリア最低の数字に終わったが、今年はかつてと変わらないペースで安打を積み重ねている。ソーントンも、若かりし頃から変わることのないイチローに敬意を示し、以下のように話した。

「調子がいい時は、どこかに穴を見つけて、そこに打てるタイプ。シアトルでは、1試合に5安打した試合を何度も見たよ。ハンド・アイ・コーディネーション(手と目の連携動作)とバットコントロールは誰も並ぶことはできない」

 いよいよ残り1本としたイチローは、14日(同15日)にもローズの記録に並び、そして“新記録”を達成する可能性が出てきた。敵地サンディエゴでのパドレス戦は14日も含めて2試合を残しているだけに、ソーントンは「明日達成かもしれない? 多分ね。でも、自分相手にはやめてほしいな。たくさん対戦した。素晴らしい選手だ」と本音を明かす。

 マッティングリー監督は、14日のイチローの先発起用について「明日考える」と話している。打席に立つことさえできれば、背番号51がサンディエゴで“世界一”に立つ可能性も十分にある。歴史的な一打をどの投手から放つかにも、大きな注目が集まる。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/14(火) 21:42

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