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“パワー”で張り合った唯一の日本人打者 松井秀喜のスゴさ

ベースボールキング 6月14日(火)6時30分配信

パワーでメジャーに挑んだゴジラ

 イチローが、新たな偉業への戦いに挑んでいる。

 日米通算では、ピート・ローズが持つ安打数の歴代最多記録:4256本まであと「4」本。メジャー通算では、3000本安打まであと「26」。今年中は不可能と思われていた大記録が、あと少しまで迫ってきている。

 これまでにも日本で結果を残した多くの打者たちが海を渡り、挑戦を挑んでは壁にぶつかってきた。ダルビッシュ有や田中将大をはじめとする日本人“投手”たちに比べ、「成功した」と言える日本人“打者”は少ないと言わざるを得ない。

 どうしても体格では劣るメジャーの世界。そんな舞台でも日本でプレーしていた頃の輝きを失うことなく、永きに渡ってプレーをすることは難しい。

 現在メジャーで活躍を見せる日本人“打者”といえば、イチローと青木宣親の2人になる。ともに日本でシーズン200安打の大台突破を経験しており、日本を代表する「安打製造機」として海を渡った。メジャーでも、期待される役割はさほど変わっていない。

 しかし、そんなメジャーの屈強な打者たちと力で対等に張り合い、パワーヒッターとしてメジャーに認められた唯一の打者がいる。“ゴジラ”こと松井秀喜である。

日本を圧倒したパワーで世界へ...

 松井といえば、言わずと知れた日本を代表するホームランバッター。甲子園での「5打席連続敬遠」という伝説を引っさげ、1992年にドラフト1位で巨人に入団した。

 2年目からレギュラーに定着すると、はやくもシーズン20本塁打を記録。当時の長嶋茂雄監督による徹底した打撃指導のもと、2002年には史上8人目となるシーズン50本塁打を叩き出す。

 日本人打者として、国内では無敵状態。そのパワーにおいて松井の右に出る者はいなかったと言えるだろう。そんな男は、2002年に満を持して海を渡る。

 巨人初の海外FA移籍で、名門・ニューヨークヤンキースに入団。しかし、当時は日本人のパワーヒッターがどこまでメジャーに通用するのかと言う期待も多かった反面、通用せずに打撃スタイルを崩してしまうのではないかという周囲の不安の越えも少なくはなかった。

 それでも、松井は入団1年目から名門ヤンキースでデビューを果たし、その「パワーヒッター」としての進化を見せつける。

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最終更新:6月14日(火)10時25分

ベースボールキング

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