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同じトレーラーで「シームレス物流」 国内初、琉球海運が台湾で実施へ

沖縄タイムス 6/15(水) 5:05配信

 琉球海運(那覇市、山城博美社長)が、沖縄で荷物を積み込んだトレーラーを台湾で走行できる許可を台湾政府から受けたことが14日分かった。沖縄での集荷から台湾での配送までを同じトレーラーで実施できる「シームレス物流」を早ければ今月から実施する。貨物船への荷物の積み替えがなくなり、輸送時間や費用を短縮できる。日本と海外を結ぶシームレス物流の本格実施は国内初。
 琉海は5月、台湾交通部から同社所有のトレーラー8台に対し、台湾のナンバーをつけて走行する許可を得た。早期運行を目指し、台湾での通関時期などを調整している。
 シームレス物流は国内ではすでに主流だが、日本と海外を結ぶ航路は海外での車両乗り入れ規制が厳しく普及していない。日本では韓国への乗り入れが試験的に実施された事例がある。
 琉海はトレーラーごと積み込んで輸送できるRORO船を九州・沖縄-高雄間で運航しており、シームレス物流の実現に向け、台湾政府と交渉していた。
 沖縄と台湾の港湾での積み替え作業がなくなりコスト削減が期待でき、荷物を傷つけるリスクも減る。コンテナに積むのが困難な、長かったり、いびつだったりする荷物も運べるようになる。琉海は「顧客の選択肢の幅を広げ、台湾と沖縄の物流を増やしていきたい」としている。(政経部・照屋剛志)

最終更新:6/16(木) 15:15

沖縄タイムス