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『ペルソナ5』副島成記氏がトークショーを実施 キャラクターデザインについて語る!【E3 2016】

ファミ通.com 6月15日(水)18時36分配信

文・取材・撮影:編集部 ロマンシング★嵯峨

●メインキャラだけでなくモブキャラにも注目!
 2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016”。開催初日、本イベントのアトラス/セガブースにて、『ペルソナ5』のキャラクターデザインを手掛けている、アトラスの副島成記氏のトークショーが行われた。

 魅力的なキャラクターはどのように生み出されるのかという質問に対し、副島氏は、『ペルソナ』シリーズはグラフィックのデザインが特徴的なため、そのグラフィックに合うようなキャラクター作りを考えている、と回答。また、メインキャラクターは基本的に全員学生なので、制服をどのように着こなすかを考えつつデザインしていると述べた。

 『ペルソナ5』で、赤色がメインカラーとして使用されている件については、最初から赤色と決まっていたわけではなく、情熱的に活躍する若者たちの物語なので、赤を選んだとのこと。

 続いて、物語の舞台となる東京について。『ペルソナ4』では、田舎をデフォルメしたような架空の土地“八十稲羽”が舞台だったが、今回は東京という実在する街を舞台にしているため、リアリティーにこだわったという。『ペルソナ5』をプレイしてもらえれば、東京のことを知らない人に、東京のことをわかってもらえると思う、と副島氏。


 キャラクターを作る際、誰をモデルにしているか? という質問には、「こういう人、いるよね」とみんなが思うような人の特徴を強調して、キャラクターを作っていると回答。また、キャラクター作りに関して、『ペルソナ5』ではモブキャラに注目してほしいともコメントした。たとえば、満員電車に乗って仕事に向かう、疲れたサラリーマン(「こういう人、いるよね」の典型とも言えるモブキャラだろう)。そんなサラリーマンを見て、高校生たちは何を思うのか? そこで、本作の作品のねらいが垣間見えるのだという。

 ほかにもさまざまなトークが行われたが、興味深かったのは、ヘッドホンをしているキャラクターについて。『ペルソナ3』の主人公、『ペルソナ4』の花村陽介、『ペルソナ5』佐倉双葉はそれぞれヘッドホンをしている。このことについて副島氏は、『ペルソナ』シリーズにおいては、目黒将司氏が手掛ける音楽も重要な要素のひとつであるため、キャラクターのビジュアルに音楽をイメージさせるものを取り入れているのだと語った。

 なお、『ペルソナ3』主人公のヘッドホンは、彼がヘッドホンによって外部に壁を作っていることを示すようなデザイン。『ペルソナ4』陽介のヘッドホンは、都会からやってきたキャラクターである陽介が、都会の流行を追っていることを示すようなデザインにしているという。『ペルソナ5』双葉のヘッドホンも、もちろん彼女のパーソナリティーを反映したデザインであるらしいのだが……どういう意図で、双葉のヘッドホンがデザインされたかは、プレイして想像してほしいとのことだ。


 副島氏は、E3会期2日目にサイン会、3日目にQ&Aセッションを実施予定。ファミ通.comでは、それらのイベントもリポートしていく予定なので、お楽しみに。

最終更新:6月15日(水)18時36分

ファミ通.com