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『マフィア III』最新プレイ動画を見よ! 血と裏切りに彩られた復讐のドラマ【E3 2016】

ファミ通.com 6月15日(水)20時51分配信

文・取材・撮影:編集部 古屋陽一

●個人的にはE3の会場でいちばん目立ったブースではないかと……
 2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて、世界最大のゲーム見本市E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2016が開催。今年のE3で記者が大いに注目していたタイトルの1本に2Kの『マフィア III』がある。

 先日アナウンスされた通り、国内での発売日が2016年10月27日に決定した『マフィア III』は、1968年のアメリカ架空の都市、ニューボルドーを舞台にした、オープンワールドのクライムアクションだ。発売元である2Kの『マフィア III』に対する注力の入れかたは半端ではなく、会場の入り口近くに巨大看板を展示し、来場者に強烈アピール。さらに驚かされるのはブース展開で、サウスホールの入り口付近のいちばん目立つ場所にブースを設置。しかもその構成が非常に凝っており、『マフィア III』の舞台となる1968年のニューボルドーの街並みをしっかりと再現。来場者をまさに異世界に来たかのような気分にさせてくれるのだ。「気合い入っているなあ……」と思いつつも、きらびやかなブースに記者もテンションあがりまくり。まさに大作のオーラを発散しているのだ。


 そんな『マフィア III』 がE3 2016のために用意してくれていたのが、最新のゲームプレイ動画。クローズドスペースのシアターでは、開発元であるHangar 13のスタジオヘッド、ハーデン・ブラックマン氏みずからが、プレイ動画を交えながら、ゲームの概要を紹介してくれた。ここでは実際のプレイ動画を交えながら、ハーデン・ブラックマン氏のプレゼン内容をご紹介していこう。

 先述の通り、本作の舞台となるのは1968年のニューボルドーで、モデルとなるのは“アメリカ史上もっとも波乱に富んだ時代のひとつ”と言われれる1960年代のニューオリンズ。主人公は、孤児にしてベトナム退役軍人のリンカーン・クレイ。クレイは黒人マフィアの一員となるも、サル・マルカーノをボスとするイタリアンマフィアに裏切られ、黒人マフィアの組織は壊滅。家族同然に存在だった仲間を殺された復讐のために、クレイは立ち上がることになる……というのが、『マフィア III』の大きなストーリーラインだ。


 ニューボルドーでおのれの帝国を築こうとするクレイには、3人の“アンダーボス”が仲間として加わることになる。この街で勢力を獲得したいハイチギャングのリーダーであるカサンドラ。個人的な理由でマルカーノを倒したい、バーク。そして、イタリアンマフィアから追い出されたヴィト・スカレッタ(ちなみに『Mafia II』の主役)だ。3人はそれぞれサル・マルカーノに恨みを持っており、クレイに協力することになる。プレゼンでは触れられなかったが、3人はそれぞれ固有の“サービス”を持っており、どの部下に地域の切り盛りを任せるかで、クレイが受けられるサービスやストーリーまで変化するようになっているようだ。

 ハーデン・ブラックマン氏が強調していたのが、舞台となるニューボルドーの構築への注力ぶり。「本作では、ニューボルドーが“メインキャラクター”だと感じられるように努力しました。この時代の空気を感じられるようにしています」とブラックマン氏。たしかに映像からうかがえるニューボルドーは、時代の息遣いが感じられる。

 そんなニューボルドーは、それぞれユニークな特徴を持つ10の地区から成り立っており、それぞれに巣食う犯罪組織が異なる。たとえば、歴史があり景観が美しい“バイユー”(余談ながら“バイユー”はもともとは細くてゆっくり流れる小川を意味する)。ここでは、イタリアンマフィアが銃を武器に、ムーンシャインを製造している。ムーンシャインとは、禁酒時代に作られたお酒で、こんなところにも緻密な時代設定が活きている。


 ニューボルドーの西部にあるのは、“ダービーホロー”で、クレイはイタリアンマフィアに裏切られる前は、ここに住んでいたという。いまは、イタリアンマフィアを追い出した、ディキシーマフィアによって、ヘロインと売春がはびこる地区になっている。ちなみに、ディキシーマフィアとは、ミシシッピーを中心に南部で暗躍するマフィアだ。

 “フリスコ”は、大邸宅と整備された芝生があり、イタリアンマフィアが差別主義者のサザン・ユニオンと組んで地方大学の構内でPCP(ドラッグ)を製造している。

 とまあ、ここまでの説明を聞いただけでも、それぞれの地区ごとに趣きが異なり、なんとリアリティーに溢れていることか! それぞれに個性の異なる地域を傘下に収めていくのは楽しいだろうなあ……と思わせる。

 で、ニューボルドーの中心にあるのが、古い歴史を持つ“フレンチ地区”。ここでは、サル・マルカーノの兄弟であるアンクル・ルーが常時パーティーを開いて、VIPに高級娼婦をあてがっているのだという。この“フレンチ地区”を落とせばマルカーノにとっては大きな痛手になる……ということで、今回のゲームプレイで披露されたのは、フレンチ地区での攻防だ。

 アンクル・ルーを攻略するために、まずクレイは、ルーの手下であるポン引きのオスカー・サバトの抹殺を決意。“ローカル・ガン・ディーラー”を呼んで、プレイスタイルに応じて攻撃の準備をすることになる。「オスカーを倒す方法はいくらでもあります。ガンで撃ちまくる、ステルスで暗殺する、仲間を呼ぶ……など、自分の好みのスタイルに合わせられるんです」とブラックマン氏。つまり、プレイヤーの好みに応じて、幅広い選択肢が用意されているのだ。ちなみに、デモ動画では、ブラックマン氏の好みということで、静かにターゲットに近づいて、正確に倒すというスタイルが実現されている。

 それでは、フレンチ地区の攻防の動画をご覧いただこう。


 さて、オスカー・サバトを倒したことで、アンクル・ルーはサル・マルカーノに貢ぐための資金が枯渇。そのため、腐敗した政治家の資金集めのためのパーティーを船上で行うことになる。これを知ったクレイは、サル・マルカーノの大事な資金を押さえる絶好の機会と捉え、アンクル・ルーを倒すべく、船上パーティーに乗り込むことに……。

 おつぎは船上の激しい戦闘シーンを動画でお届けする。

 激戦の果てに、“フレンチ地区”を入手したクレイだが、日常の切り盛りは、3人の“アンダーボス”の誰かに担当させることになる。誰に任せるかを決めるために話し合いをするが、カサンドラはパークを無視したり……と何やらきな臭い。「ここでの選択も、その後のストーリーに影響しています」とブラックマン氏。「これはすべてのプレイヤーが経験するわけでなくて、いろいろな選択をした結果です。その後バークはクレイを裏切ったために、クレイはバークと対決せざるを得なくなるんです」という。仲間の裏切りもあるのか~ということで、プレイヤーの遊びかたにより、ストーリーが幾重にも織りなされるようだ。

 というわけで、長々と書いてきてしまいましたが、E3 2016での『マフィア III』のプレゼンをまとめると、(1)主役のひとつはニューボルドーの街、リアリティーのある世界は注目、(2)アクションシーンでの攻撃方法は多彩、プレイヤーの好みで選べる、(3)深みのあるストーリーは、プレイヤーの選択次第で、大きく変化する、といったところだろうか。プレゼンを経て、ますます期待が高まる『マフィア III』だ。

 ちなみに、もっと『マフィア III』のことを知りたい! という方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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最終更新:6月16日(木)18時7分

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