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THAADの韓国配備必要 北ミサイルから防衛=米軍少将

聯合ニュース 6月15日(水)22時31分配信

【ホノルル聯合ニュース】米ハワイにある太平洋軍司令部のマーク・モンゴメリー少将は14日(現地時間)、北朝鮮のミサイルの脅威に対応するため米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備が必要との見解を示した。

 モンゴメリー氏は同司令部で聯合ニュースを含む韓国メディアに対し、THAADについて「韓国軍と在韓米軍を北朝鮮の弾道ミサイルから守るための防衛用システム」と強調した上で、韓国配備が必要だとの考えを示した。

 THAADの韓国配備をめぐっては、THAADに搭載された米軍のレーダーによって自国軍が監視される恐れがあるなどとして中国が強く反対している。

 モンゴメリー氏は米領グアムに配備されたTHAADも北朝鮮の攻撃に備えたものとした上で、地対空誘導弾パトリオットでは防衛することができないものをTHAADが守ると説明した。

 韓米共同実務団がTHAADの韓国配備をめぐり議論を重ねていることについては、「両国の同盟は同等だ。(韓国が)配備が正しいとの結論を出すことを願う」と述べた。

 モンゴメリー氏は「太平洋軍司令部の最も重要な脅威は金正恩(キム・ジョンウン、朝鮮労働党委員長)と北朝鮮。金正恩が核実験で地域の安全保障を脅かすことは容認できない」と話した上で、「金正恩は予測不能で、相次いで挑発を行っている。自身の力を誇示する道具として核を使用している」と批判した。

 北朝鮮が年初の4回目核実験で水爆の実験に成功したと主張していることに関しては「技術的に成功したかどうかは分からないが、政治的関心を引くことには成功したようだ」と述べた。

 今年2月の北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射については、「宇宙空間に物体を打ち上げる能力と一定水準のロケットエンジン技術はあるようだ」と評した。

 一方、韓米日が北朝鮮の軍事的脅威に対応するため有機的な軍事協力体系を持つ必要があるとも指摘。「朝鮮半島有事の際に米韓軍と自衛隊は統合的な作戦を取るべきだ。韓国と日本が別々の作戦を取れば成功は難しい」と強調した。

最終更新:6月15日(水)22時31分

聯合ニュース