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携帯電話が使えない! 北朝鮮の強力妨害電波で中国側の通信障害が拡大

アジアプレス・ネットワーク 6月15日(水)16時0分配信

中国から不法に持ち込まれた携帯電話を遮断することに躍起になっている金正恩政権は、5月に入って、これまでよりさらに強力な妨害電波を放っているようだ。

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朝中間の国境河川・豆満江と鴨緑江沿いは、現在広い地域で中国の携帯電話が使えない状態になっている。鴨緑江上流の吉林省長白県に住むアジアプレスの中国人協力者は、6月14日、次のように通信障害について伝えてきた。

「街中では携帯電話は10回かけて1回繋がるかどうかだ。多くの人が二つの通信会社の電話機を使っているがだめだ。ここ長白県では、家の固定電話を使うのが当たり前になってしまった」

◆「北の政府はヤクザ」と中国当局者

北朝鮮内に密かに搬入された中国キャリアの携帯電話は、北朝鮮の住民が外国と通信する重要な手段になっている。金正恩政権は、情報の流出入を統制できないことに危機感を持ち、遮二無二取締りと遮断に乗り出しているわけだ。

長白県の対岸、北朝鮮両江道の恵山(ヘサン)市に住む取材協力者は、電話の繋がる場所を探して一日中歩き回り、14日にようやく繋がった電話で次のように述べた。

「電話一本に大変な苦労だ。金正恩の指示で、ドイツ製の強力な妨害電波発信機の台数を増やしたと言われている。『両江道全体を電子障壁で覆ってしまえ』と(金正恩氏は)命令したそうだ」

前出の中国人協力者が長白県政府当局者に訊いたところ、政府も対策に乗り出し電波を増幅させる通信塔を設置する予定だという。

北朝鮮に抗議しているのかと協力者が問うと
「ずっと抗議しているが、まったく聞く耳を持たいない。向こうの政府はヤクザのようなものだ」と答えたという。(カン・チウォン)

最終更新:6月16日(木)10時58分

アジアプレス・ネットワーク

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。