ここから本文です

夢のプロ棋士に王手 武富さん(龍谷高2年)女流3級に

佐賀新聞 6月15日(水)13時1分配信

2級へまい進 「将来は名人タイトルを」

 日本将棋連盟に所属する龍谷高校2年の武富礼衣(れい)さん(17)=佐賀県佐賀市=が、プロ棋戦へ参加できる女流棋士3級になった。今後、規定の成績を挙げて2級に昇進すれば、正式なプロの女流棋士となる。佐賀県内のプロ棋士誕生は男女を通じて初。武富さんは「将来は女流名人のタイトルを取りたい」と夢を語る。

 武富さんは5歳の頃、父と兄が将棋を指しているのに興味を持ち、小学生から大会に出場した。佐賀大附属小4年で小学生将棋名人戦県大会2連覇、附属中2年で中学生女子名人戦の全国大会準優勝を果たした。昨年の全国高校選手権では女子3位に入った。

 昨年9月、日本将棋連盟の研修会に入会。月に2度、東京に通って対局を続け、6連勝を達成した。女流3級の条件を満たし、5月25日付で認可された。

 六つの女流タイトル戦などで2年間通算11勝以上といった条件を満たせば2級に昇進し、正式なプロの女流棋士となる。全国で2級以上は49人。

 日本将棋連盟県支部連合会の椋露地淳市会長(59)によると、佐賀県出身のプロ棋士は戦前を含めてまだ誕生しておらず、武富さんがプロになれば初となる。椋露地会長は「車でいえば仮免許を取った段階だが、ぜひ正式なプロになり、打倒・里見香奈女流4冠を目指してほしい」と期待する。

 武富さんの得意戦法は「居飛車穴熊」。「攻めの将棋が好きで自分の棋風に合っている」という。8月13日の女流タイトル戦「マイナビ女子オープン」で3級デビューし、2級を目指す戦いが始まる。

最終更新:6月15日(水)13時1分

佐賀新聞