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【ブラジル】半数が「ジルマ政権と同じ」 暫定政権発足後初の調査で

サンパウロ新聞 6月15日(水)2時46分配信

 全国輸送連合(CNT)と調査会社MDAが8日に公表した第131回調査の結果によると、ミシェル・テメル暫定政権(PMDB)の支持率は11.3%と、ジルマ大統領が職務停止となる以前の最後の支持率よりも0.1%低かったという。一方、不支持率は28%で、ジルマ大統領の61.7%よりかなり低くなっている。普通との回答は、テメル暫定大統領が30.2%で、ジルマ大統領の25.2%をやや上回った。国内メディアが伝えている。

 暫定政権に関して「わからない」と答えた割合は30.5%を占めた。テメル氏の大統領代行就任後1カ月足らずで行われた初めての調査だという事実が、その要因だと考えられている。

 この調査は6月2~5日の期間、国内全地域の25州137市で計2002人を対象に実施された。誤差は2.2%。

 54.8%が、テメル暫定政権はジルマ政権と同じで、国に何の変化も感じられないと回答した。

 暫定政権発足で状況が改善し、国にプラスの変化があったとの回答は20.1%で、逆に14.9%が状況が悪化している、または政権交代がブラジルを悪くしたと答えている。

 汚職に関しては、46.6%がテメル暫定政権でも前政権と同様だろうと答えた。減少するとの回答は28.3%、増加するとの回答は18.6%だった。

 大統領代行の個人的な評価については、33.8%が肯定的に評価、40.4%が否定的で、25.8%はわからないとしている。

 暫定政権に求める優先的な行動の中で最も多かったのが雇用創出で、57%を占めた。その後は、保健(41.4%)、汚職撲滅(30.6%)、そして経済の改善(24.7%)と続いている。

 改革の要望で最も多かったのが労働者の権利に関するもので、35%。その後は政治改革(31.7%)、税制改革(9.4%)、そして司法改革(8・5%)と続いている。社会保障改革は8.4%に留まった。

 また、テメル暫定政権において雇用水準が増加するとの回答は27.2%。所得水準に関しては19.8%、保健水準は20.4%、教育水準は20・7%、そして公共の安全に関しては19.3%が向上すると回答している。
 雇用が悪化するとの回答者は33.4%で、所得は26.4%、健康は32.5%、教育は32.5%、公共の安全は38.8%が悪化すると考えている。残りの回答者は、こうした水準が維持されると考えている。

 同調査ではまた、2018年の大統領選挙の第一次投票の投票意向についての質問もあった。PSDB(ブラジル社会民主党)のアエシオ・ネベス上議が立候補したと仮定した場合、1位はルーラ元大統領で22%。2位がネベス氏で15.9%、マリーナ・シルバ元上議(14.8%)、シロ・ゴメス元財務相(6%)、ジャイール・ボルソナロ下議(5.8%)、テメル大統領代行(5・4%)となっている。

2016年6月10日付

サンパウロ新聞

最終更新:6月15日(水)2時46分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。