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オスプレイ諾否、近く検討 知事「議論スタート地点に」 佐賀県議会一般質問

佐賀新聞 6月15日(水)13時7分配信

 6月定例佐賀県議会は14日、一般質問初日の質疑を交わした。佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画を巡る議論に関して、佐賀県の山口祥義知事は「精査、確認作業は最終段階に近いところにある。議論のスタート地点に立ちつつある」とし、近く諾否判断に向けた検討作業に入ることを示唆した。

 竹内和教、土井敏行、岡口重文(自民)、江口善紀(県民ネット)、武藤明美(共産)の5議員が、オスプレイ配備計画や新幹線長崎ルート、子育て支援などを取り上げた。

 今月3日に若宮健嗣防衛副大臣が来県し、施設配置案など具体的な計画像を示したことを受け、山口知事は「スタート地点に立ちつつある」と言及した。今後のスケジュール感では「ゴールがどこにあるのか分からない状況で、今後の議論次第」とも話した。

 また空港の地元川副町の自治会が九州防衛局に住民説明会開催を要請した際、防衛局長が「県、佐賀市の許可が必要」と回答したことに対しては、「県、佐賀市の許可がいるとは全く思っていない」と否定した。その上で「防衛省の責任で真摯(しんし)に対応していただきたい」と注文、県側から防衛局に申し入れたことも明かした。

 山口知事は、米軍利用の可能性に関しても答弁した。昨年10月に中谷元・防衛相の米軍利用要請の取り下げに関し「大臣の言葉は重い。明確に取り下げられたと考えている」と従来の見解を繰り返したが、今後については「将来の日本の環境や基地負担などさまざまな議論になってくる。これ(米軍利用)についても大きな論点になる」との見方を示した。

■新幹線長崎ルート

 Q 新幹線に関しては話が進んでいるが、並行在来線となる長崎線の話が一向に出てこないので沿線住民は不安を感じている。沿線の声を反映させるような協議の場を立ち上げるべきと思うがどうか。(自民・土井敏行議員)

 A 今年から新幹線・地域交通課に担当を置き、既に鹿島市などの自治体と協議を始めている。肥前山口-諫早間の鉄道維持管理だけでなく、地域の振興などについても議論したいと考えており、民間や事業者も含めて意見交換できる場を直ちに立ち上げたい。(坂本洋介地域交流部長)

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最終更新:6月15日(水)13時7分

佐賀新聞