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司会交代、マラソン…「笑点」50年目に仕掛けまくり!

dmenu映画 6月15日(水)21時0分配信

2009年に亡くなった先代の円楽さんが去り、その後を引き継いだ桂歌丸も今年5月22日の放送をもって司会者を勇退。古くからの笑点ファンにとってみれば、一つの時代が幕を下ろした、と寂しく思うのは無理からぬことでしょう。

しかし世代交代は自然の摂理。悲しんでばかりいても仕方がありません。どうせやらなきゃならないんだったら、どうでぇひとつ愉快に、騒がしく、パーッと――なんて思いが番組サイドにあったかどうかは知りませんが、結果的にはその通りになりました。

最初のサプライズはもちろん歌丸の勇退発表。4月30日のことでしたが、この時から世間の関心は「後継者は誰に?」。すでに2月の時点で人選は決まっていましたが、それが明らかになったのは後になってのこと。新司会の座に誰が就くのか、様々な憶測が飛び交いました。最有力として円楽、あるいは小遊三か好楽か、木久扇は年齢的に厳しいだろうけど、いやまてよ山田君ってこともあり得るんじゃないか?なんて。

さらに「外部招聘もあり得るぞ」と誰が言ったか、そこからまた憶測は広がり、タモリかたけしかさんまか、それとも欽ちゃんか、いやいや志の輔かも知れんぞ。だったら小朝だって。いや意外と所さんってのも……いやでもやっぱり円楽で決まりだろー。わーわーわー。そんな世間の憶測を楽しむかのように、メンバーたちはダンマリ。さんざん盛り上げるだけ盛り上げて、ついに歌丸が勇退する5月22日放送回は平均視聴率27.1%。そんな高視聴率を記録した回でどどーんと“まさか”の春風亭昇太の新司会発表ですから、世間の話題をかっさらいました。

番組サイドとしても「してやったり」といったところでしょう。そしてその昇太が初めて司会を務めた5月29日放送回は平均視聴率28.1%と、6年半振りに歴代最高記録を更新。そこですかさず、新メンバー・林家三平が登場、そして林家たい平が「24時間テレビ」チャリティーマラソンランナーを務めるという、第2・第3の矢を打ち込み、瞬間最高視聴率は32.3%を記録するにまで至りました。

今の御時世、視聴率は必ずしも番組の人気と直結しないとも言われますが、兎にも角にも多くの人々がここまで「笑点」に注目し、関心を寄せたのは久しぶりのこと。新司会の昇太や、新メンバーの三平に、世間では賛否両論ありますが、それは誰がなったとしても同じこと。むしろ“大本命”を敢えて避けて冒険し、“賛否”という風を起こすことによって、確かに「新しい笑点」の幕が強引にもめくれ上がりました。今春より放送50周年を記念した特別記念展も全国巡回しており、歴史もあり、多くのファンを持つ国民的長寿番組が、今めちゃくちゃ生き生きと活気づいています。今回の見事な世代交代劇に座布団あげてくださーい。

文/花@HEW

最終更新:6月15日(水)21時0分

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