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【MLB】ローズに王手のイチローを打ち取った右腕「彼はレジェンド。対戦はクール」

Full-Count 6/15(水) 15:54配信

一ゴロで最多ローズまで残り1本のまま、対戦したパ軍右腕「知ってたよ」

 マーリンズのイチロー外野手は14日(日本時間15日)、敵地でのパドレス戦に代打で出場し、一ゴロに倒れた。日米通算4255安打で、ピート・ローズの歴代最多安打4256本までは残り1本のまま。対峙したパドレスの中継ぎ右腕クオッケンブッシュは「彼はレジェンドだから、対戦するのはとてもクール」と、球史に自身の名を刻んでしまう可能性もある状況での対戦を歓迎した。

イチロー、世界一の安打製造機へ MLB歴代通算安打数ランキング

 2試合ぶりにベンチスタートとなったイチローが登場したのは、5-2と3点リードで迎えた9回。中継ぎ右腕フェルプスの代打として、先頭で打席に入った。歴史的瞬間が訪れる可能性もあるため、敵地にもかかわらずスタジアムは大歓声に包まれ、球場の一部からは「イチローコール」も起こった。米国内では、イチローの“ローズ超え”への注目度が日に日に高まっている。

 多くの地元ファンが写真や動画を撮ろうと携帯電話を構えるなど、異様な雰囲気の中、クオッケンブッシュが投じた球は2球続けてボール。その後、2球見逃しストライクでカウント2-2となると、イチローは5球目のカーブを打ち、一ゴロに倒れた。

 クオッケンブッシュは試合後、イチローがローズに残り1本と迫っていることについて「知ってたよ。テレビとかニュースでも報じられているから、記録に近いことは知っていたよ」と笑顔で明かした。さらに「もしかしたら無意識のうちに(プレッシャーを)感じていたかも」と話しつつ、イチローコールが起こる中で対戦したことについては「盛り上がっているね。そんな中で対戦するのはクールだよ」と笑った。

16日に3連戦最終戦、歴史的ヒットを浴びても「別に構わない」

 イチローは試合前まで今季打率.350と好調を維持。前日の試合では4打数3安打2四球で5出塁、1打点3得点と大暴れを見せていた。「イチローはとてもいい打者で、打席ではデンジャラスだから、打ち取れるように制球に気をつけた」とクオッケンブッシュ。最後はカウント2-2から膝下に落とす内角へのカーブで、安打製造機を打ち取ることに成功した。

 試合はマーリンズが5-2のまま勝利し、パドレスに2連勝。15日(同16日)には、3連戦最終戦を残す。再びイチローと対戦する可能性もあるクオッケンブッシュは「彼はレジェンドだから、対戦するのはとてもクールなことだ」と笑顔。ヒットを打たれれば自身の名前が歴史に残るが、「別に構わないよ。それもまたクールなんじゃないかな」と話した。

 メジャー通算2977安打で3000安打までは残り23本、日米通算4255安打でピート・ローズの歴代最多安打4256本までは残り1本のまま。対戦相手から「レジェンド」と敬意を払われるイチローが“世界一”の安打製造機になる瞬間は、目前に迫っている。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:6/15(水) 17:00

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