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【MLB】最多安打に王手のイチロー、球宴待望論も!? 米メディア「投票しよう」

Full-Count 6/15(水) 22:14配信

米国内で球宴選出への待望論も出始めたイチロー

 マーリンズのイチロー外野手は今季、規定打席には達していないものの、打率.347、出塁率.410と活躍を続けている。14日(日本時間15日)の敵地パドレス戦では代打で出場して一ゴロに終わり、メジャー通算2977本、日米通算4255本のまま。メジャー通算3000安打に「23」、そしてピート・ローズの通算最多安打記録(4256本)まで「1」となっている。

イチローはローズまでいよいよあと1本 MLB歴代通算安打数ランキング

 今季好調を維持するレジェンドへの注目度は、米国内でも高まるばかり。マリナーズ時代の2010年シーズン以来となるオールスター出場を求める報道も出始めている。地元テレビ局「FOXスポーツ」は「オールスターへ向けてイチローに投票しよう」と特集。メジャー16年目のシーズンに安打ラッシュを続けるイチローの活躍は、ついにオールスター出場待望論を呼び起こすまでに至ったことになる。

 メジャーのオールスターでは、野手の先発メンバーはファン投票で選出される。中間発表では、ナ・リーグ最高勝率で中地区を独走するカブスの選手が5つのポジションでトップ。東地区3位のマーリンズからは、外野部門の13位に主砲ジャンカルロ・スタントンが入っているが、記事では「もしも、マーリンズからの選手がジャンカルロ・スタントンではなく、イチロー・スズキならば、結果は受け入れられるだろう」とレポートしている。

 14年シーズンのナ・リーグ本塁打王に輝いたスタントンだが、今季の打撃不振は深刻。特集ではそのことに触れつつつ、「スタントンの人気と、分かりきった長打力は、最新結果で約25万票(獲得)のナ・リーグ外野手部門13位に浮上させているが、イチローの得票数はトップ15の下のどこかにいる。この嘆願書の目的はもちろんスタントンを投げ捨てることではない。イチローをナ・リーグのオールスターに入れることだ」とメジャー最年長野手のオールスター出場を猛プッシュしている。

イチローは「優秀なベースボール・サイボーグ」、いまだに球宴に「相応しい」

 さらに、今季限りで現役引退したNBAのスーパースター、コービー・ブライアントも引き合いに出し、“イチロー推し”の正当性を訴えている。ブライアントは今年、キャリア最悪のゴール成功率にも関わらずオールスターに選出されたが、「イチローのオールスター出場は2月にNBAのファンがコービー・ブライアントに対して示したセンチメンタルな意思表示ではない」と言及。50歳まで現役続行を見据えるベテランの最後の勇姿を見るための選出ではないという主張だ。

「イチローの選出は……仕方ない、一部はセンチメンタルだとしても、少なくとも51パーセントは相応しい」。記事ではこのように伝え、今季のハイレベルな成績こそが、球宴に選出されるべき理由だと指摘。また、イレギュラーな起用法の中で結果を出している点も強調している。

 イチローは13日(日本時間14日)のパドレス戦でも休養となったスタントンの代わりにスタメンに入り、リードオフマンとして3安打2四球3得点1打点の大活躍を見せた。特集では「(その試合の)ハイライトを見る限り、優秀なベースボール・サイボーグは未だに有能な走者であり、外野手である」とも伝えている。

 そして、特集は最後にイチローが持つもう1つの“能力“にも着目。「彼は、誰もが憧れる6つ目のツールがオールスター戦の財産になりうることを証明している。彼はとても陽気で、周囲に刺激を与える存在だ」とレポートしている。

 自身の言葉を正確に伝えるため、専属通訳を介してメディア対応をするイチローだが、記事では、同選手が球宴のア・リーグのロッカールームでチームを鼓舞していたことなどを紹介。レッドソックスの強打者デビッド・オルティスが以前明かしたエピソードとして、イチローの「鼓舞」を聞きたいがためにMLBの打者はオールスター選出を目指したことなども伝えている。

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最終更新:6/16(木) 0:02

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