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加湿器殺菌剤死亡事件のオキシー元代表に勾留請求

ハンギョレ新聞 6月15日(水)12時1分配信

副作用訴える苦情にも何も措置しなかった疑い オキシーの外国人役員に対する勾留請求は初めて 16日令状実質審査経て勾留を決定

 加湿器殺菌剤死亡事件を捜査するソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長イ・チョルフイ刑事2部長)は14日、オキシー・レキット・ベンキーザー・ジャパン(オキシー、現RBコリア)のジョン・リー元代表に勾留状を請求した。

 ソウル中央地裁は同日、「オキシー社のジョン・リー元代表の勾留請求書を今日受理しており、16日午前に令状実質審査を行う予定」と明らかにした。適用された容疑は、業務上過失致死と過失致傷、表示および広告の公正化に関する法律違反などだ。今年1月に加湿器殺菌剤死亡事件の捜査が本格化してから、オキシー社の(前現職)外国人役員に勾留が請求されたのは今回が初めてだ。韓国系アメリカ人のジョン・リー元代表は、シン・ヒョンウ元代表(68、勾留起訴)に続き、2005年6月から2010年5月までの5年間、オキシー社の最高経営責任者を務めた。

 彼は胸の痛みや呼吸困難など、製品の副作用を訴える苦情を受けたにもかかわらず、製品の回収や販売中止など適切な措置を取らず、多数の死傷者を出した容疑をかけられている。製品の安全性が確認されていなかったのに、「子供にも安全」など虚偽の広告を出した疑いもある。リー氏は、先月23日と今月6日の2回に渡る検察召喚調査で「製品が人体に有害であることを認識していなかった」と容疑を否定した。しかし、検察は捜査の過程で確保した証拠と関係者の陳述を元に、彼に過失責任が十分にあると結論付けた。

 勾留は16日に開かれる裁判所の逮捕前被疑者尋問(令状実質審査)を経て決定される予定だ。オキシー社ではシン元代表と同社の元研究所長キム氏(56)、上席研究員チェ氏(47)など、製品の開発と製造の過程に関与していた重要人物3人が勾留され、裁判にかけられた。オキシー製品の虚偽広告を主導した容疑をかけられている同社元研究所長のチョ氏も先月28日、逮捕された。

 有毒化学物質であるポリヘキサメチレングアニジン(PHMG)を主成分とするオキシー製品は、2000年から2011年まで合わせて600万個が販売され、死亡者73人を含む181人の犠牲者を出した。

キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:6月15日(水)12時1分

ハンギョレ新聞