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サル撃退に無線探知機 神通峡で中央農高がパトロール

北日本新聞 6月15日(水)21時14分配信

 富山市神通峡エリアで農作物を食い荒らすサルを追い払うため、モンキードッグを使ってパトロールしている中央農業高校(富山市東福沢・大山、仲井章校長)は本年度、新たに無線で群れの位置を探る機器を導入した。群れに早く近づくことで見回りの効率を高め、農作物の食害防止につなげる。(大沢野・大山支局長 池亀慶輔)

 中央農業高校は、昨年から同市片掛(細入)のラッキョウ畑を手始めにパトロールを始めた。ことし4月から楡原(同)や神通川対岸の寺津(大沢野)に活動エリアを広げたため、限られた時間の中で効率を上げる必要があった。

 生物生産科動物科学コースの2年生6人が、科目「課題研究」の一環でゴールデンレトリバーのクマ(雄、3歳)と共に取り組む。20年余りアマチュア無線の経験がある窪木睦明教諭が指導。毎週土、日曜日に生徒1人と窪木教諭がパトロールしている。

 今回導入したのは、県の生息状況調査で県自然博物園ねいの里がサルに取り付けた発信器に反応する無線探知機。初めに感知した電波の方角を基に他の2カ所に移動し、大まかな位置を把握する手法を考えた。群れに接近する際は、感度が周囲約1キロのアンテナから、300~400メートル程度の小型アンテナに切り替え、より正確な位置を特定する。

 サルに近づくと、専門の訓練を受けたモンキードッグがほえ掛ける。これまでにサルの集団は寺津周辺をねぐらとし、神一ダムを挟んだ対岸の庵谷(細入)にかけて活発に動き回っているとみられることが分かった。

 湯山泰輝さんは「サルの動きは想像以上に素早かった。パトロールを続け、農作物の被害をゼロにしたい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:6月15日(水)21時14分

北日本新聞