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旧駅待合室に再び人を、のと鉄道・波並 廃線から11年、イベントに活用

北國新聞社 6/15(水) 3:14配信

 能登町三波公民館は地元住民と連携し、2005(平成17)年に廃線となったのと鉄道能登線旧波並(はなみ)駅ホームの待合室の活用に乗り出す。国鉄能登線の駅として整備され、築56年を迎えた待合室は老朽化が進んでいたが、地元の板金業者や大工らが協力して屋根を張り替えた。駅ホームで行うイベントの拠点として使う方針で、廃線から11年を経て地域住民が集う場として再び光を当てる。

 待合室は廃線後、ほとんど管理されておらず、雨漏りがしていた。公民館は板金業者や大工らに協力を求め、11日に職人と地元住民6人が一日がかりでトタン屋根を張り替えた。材料費は公民館が負担し、職人はボランティアで参加した。

 公民館は今年3月に駅名を表示する「駅名標(えきめいひょう)」を復活させるなど駅周辺の整備に取り組んでいる。

 2014年からは駅名にちなんで駅周辺を花見の名所にしようとレール跡に桜を植樹し、イベント「波並で花見」を開催しており、昨年は初めて待合室を使って野だてを行った。昨夏には駅周辺にろうそく約3千個を設置し、レール跡を浮かび上がらせるイベントを6年ぶりに復活させた。

 駅からは富山湾越しに立山連峰を望むことができ、公民館は駅周辺の景観を生かした整備を進める。

 徳田博史館長(66)は「自分たちの手で駅を生まれ変わらせることで、地域の活性化につなげたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:6/15(水) 3:14

北國新聞社

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