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五感を使って体験する「雑誌」のような宿泊施設!?〈MAGASINN KYOTO〉が創館/京都

Webマガジン コロカル 6月15日(水)12時2分配信

コロカルニュースvol.1724

古い歴史と、新しいカルチャーが混ざり合う街、京都。そこに新感覚の宿泊施設〈MAGASINN KYOTO〉(マガザン・キョウト)が誕生しました。

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この施設は、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREを利用し、多くの人の共感と協賛を得て、2016年5月8日オープンに至りました。


■空間型の雑誌? 雑誌的な空間?

〈MAGASINN KYOTO〉は、雑誌の持つ魅力や編集のおもしろさを体感できる、新しいコンセプトの宿泊施設であり、空間メディア。雑誌の特集のように、期間毎にさまざまな特集が組まれていき、宿泊する/しないに関わらず、楽しめるコンテンツが展開されていきます。

創刊特集として銘打たれたのは〈本特集:本を体験する〉。現在、東京・駒沢にある書店〈スノウショベリングブックス〉とのコラボレーション企画が行われています(こちらは9月までの予定)。

例えば、〈タイムトラベルブックシェルフ〉と題した、時代を写す本をずらっと時系列に並べた本棚の設置。本とお酒を楽しむ、知的なアルコホール体験〈ブックテンダー〉。宿泊予約時のヒアリングをもとに、〈スノウショベリング〉店主の中村秀一さんがあなたのためだけに選んだ1冊をプレゼントするという贅沢なブックディレクション企画も。

さらに、施設内の空間だけなく、地元書店〈YUY BOOKS〉店主が考えた、〈本を体験するための京都スペシャルツアー〉など、街にも目を向けた企画も。

本というひとつのキーワードを軸に、雑誌の編集的なアイデアをもってして、ユーモア溢れる仕掛けが多数生まれました。

では、どんな思いのもとこの場所がつくられたのでしょうか?

MAGASINN代表・岩崎達也さんは、「もともと雑誌を意味する単語であるMAGAZINEの語源は、フランス語の〈MAGASIN=倉庫〉を意味するものだったことを知ったとき、雑誌を泊まれる空間にするという思いを形にしようと腹が決まった。」と語ります。


■雑誌作りに必要な編集力を、現実空間へと展開。

従来の紙やWEBの雑誌の持つ、読む、見るという行為に加え、触る、使う、買う、滞在する、泊まるという立体的な体験ができれば、カルチャーをより深く味わえるメディアをつくれるのではないか?

そんな思いのもと、雑誌が大好きな岩崎さんは、「これは自分の人生をかけてでもやりたいことだ!」という衝動に駆られ、この斬新なプロジェクトは動き出し、ついには多くの人の協力を得て実現したのです。

雑誌の持つ魅力の本質を知る、岩崎さんだからこそ、空間メディアとしての雑誌とも言えるこの施設をつくることができたと言えるでしょう。

今後も、期間限定の特集が組まれるだけなく、店主にどんな会話をしたらいいか?などの情報まで盛り込んだ、オリジナル京都ガイドマップを制作したり、関連グッズを販売展開したり、と雑誌的な視点で言えば、付録やコラムのようなコンテンツもますます充実していきそうです。

この刺激的な場所〈MAGASINN KYOTO〉に訪れ、新たな1ページを全身でめくってみてはいかがでしょう。きっと、これまでとは違った視点で見える京都カルチャーや、本来の雑誌の魅力を、見い出すことができるはずです。

information
MAGASINN KYOTO マガザン・キョウト
住所:京都府京都市上京区中書町685-1
TEL:080-4174-4553


writer profile
Takatoshi Takebe
武部敬俊
たけべ・たかとし●岐阜出身。名古屋在住。出版/編集職に従事した後、ひとりで制作・出版する雑誌“THISIS(NOT)MAGAZINE”を手がける。現在は多数のイベントを企画制作しつつ、ウェブマガジン“LIVERARY”を日々更新/精進しています。押忍!

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最終更新:6月15日(水)12時2分

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