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『Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands』最新デモでCO-OPプレイ! そこから見えたオープンワールドTPSの詳細を徹底解説【E3 2016】

ファミ通.com 6月16日(木)12時2分配信

文・取材:編集部 コンタカオ

●ついにCO-OPをこの手で体験!
2016年6月14日~16日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて開催中のE3 2016。数多くのタイトルを出展しているユービーアイソフトの中でも、注目タイトルのひとつに『Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands』(以下、『GRW』)がある。2015年に開催されたユービーアイソフトのプレスカンファレンスでサプライズ発表された本作。オープンワールドで構築された南米ボリビアを舞台にした特殊部隊“ゴースト”の活躍を描くTPSとして、発表から話題となっていた作品だ。昨年はデモプレイの模様をハンズオフで見るだけだったが、ついにこの手で体験することができたので、その模様をお届けしよう。ちなみに、ここでお見せするゲーム画面は実機のデモプレイ動画をキャプチャーしたものだ。あくまで開発中のものであることをお忘れなく。

●アプローチのスタイルはチーム次第
 今回プレイできたのは、4人によるCO-OPプレイのミッションだ。ボリビアは、エル・スエノ(顔に刺青の入った、トレーラーにも出てきた男)がリーダーを務める麻薬カルテル“サンタ・ブランカ”に支配されている。数々の犯罪が行われているボリビアの中で、今回のミッションは300人以上の人間が行方不明になっているにも関わらず、いっさい死体が出ないサン・マテオ州という場所だ。ゴーストはここで何が起きているのかを調査しつつ、脅威があれば排除するべく作戦に挑む。
 まずは、情報を持つ対象者を確保すべく、アジトへ向かう。アジトには複数の敵がいるので、一気に突っ込むのは危険。セオリー通り、高所から敵を狙撃して安全を確保したうえで、対象に迫る作戦を取る。そこで登場するのが、ドローンだ。ひとりひとりがドローンを持っているので、空中からアジトの構造、敵の位置、カバーポイントなどを確認する。ここで重要なのは、狙撃ポイントや侵入経路にいる敵の排除だ。ヘッドセットでボイスチャットができるようにセッティングされていたので、お互いに自分が狙う敵を報告し、リーダー役のプレイヤーの指示で、タイミングを合わせて複数を敵を同時にヘッドショットで倒す。ポイントにいる敵を同時に倒せば、警戒度が低いまま目的に近づけるからだ。狙撃に失敗したとしても、燃料タンクを撃って複数の敵を爆発に巻き込むことで、突入もラクになる(そのかわり、一斉に攻撃されることになるが)。
 ユービーアイソフトのミリタリーシューターと言えば、『レインボーシックス』シリーズも看板のひとつだが、『レインボーシックス』はタクティカルな戦闘が柱で、プレイヤーがそれぞれの役割を果たすことで勝利を目指すもの。『GRW』でもそういったプレイは可能だが、こちらはよりアクションゲームに近い感覚でプランを遂行できる、自由度が高い印象だ。

 順調に障害を排除したものの、襲撃に気づいた目標がクルマに乗って逃走する。こちらも、銃座がついたジープにふたり(ひとりは運転、ひとりはガンナー)、残りはアジトに置いてあったバイクを接収して追撃を図る。今回は事前に用意されたジープに乗り込んだが、アジトにあるクルマを奪って追撃することもできるそうだ。オープンワールドゆえ、道路には一般のクルマも走っているので注意しながら追ったのだが、目標はそのままガソリンスタンドに逃げ込んでしまった。
 もはや躊躇する必要もないので一気に攻め込むが、ガソリンスタンドには民間人もいる(敵じゃないと腕を振ってアピールしたり、頭を抱えてうずくまったりと、AIの反応がいちいち細かい!)ので、無茶はできない……と思ったら、仲間が給油機を撃ったものだから、大爆発で大混戦に。敵の増援が来たと画面にメッセージが出たので、移動して応戦していたら、仲間が目標を確保に成功したようだ。カルテルはロザリオと呼ばれる村で拉致した人間を監禁しているという情報を聞き出せたので、つぎなるミッションへと向かう。

 お互いに声をかけながら進んでいくうちに、会ったばかりでしかも国籍が違うチーム内に、一体感が生まれてくる。高揚で、一気に血が沸騰する。これこそ、このゲーム最大の魅力だ。スキルが違うのはあたりまえで、役割分担がはっきり分かれていると、たとえば防衛役が倒されたらリカバリーができないまま敗北するような状況はよくある。そのため、ミリタリーシューターでは、腕に自信がないプレイヤーは参加しにくく敬遠してしまう面もある。本作はドローンなどで状況を確認しやすく、仲間との距離も数値で提示されるので、サポートしやすい環境が整っている。あまり気おくれせずにどんどん参戦していいと思う。自分がそのクチなので、これは保証しよう!

●ヘリ登場! チームプレイの高揚感に燃える!
 ロザリオまではヘリで移動することになり、準備されていたヘリに4人で乗り込む。南米らしい荒野が広がり、岩山のあいだを縫うように道が走っている。右下のマップにはクルマやトラックといった乗り物の位置が表示されていて、先ほどのガソリンスタンド周辺では渋滞が起きている。自分たちが引き起こした事態が周囲の環境に影響を与えるのだろう。また、今回のデモの舞台は郊外だが、ボリビアはいくつかのエリアに分かれていて、特徴の異なるカルテルの下部組織がそれぞれを支配しており、シチュエーションが異なるマップも用意されているそうだ。

 ヘリで目的地に近づいたところで、仲間が少し離れた位置からアプローチするべく、パラシュートで降りていく。自分はリーダーとヘリで接近し、状況を確認すべく村へと向かうことに。最初のアジトとは比べ物にならないほど、ロザリオは規模が大きく、敵の数も段違いだ。ドローンで確認すると、通路は入り組んでいて建物も多いので、敵の数を考えると正面突破は難しそうだ。ただ、絶好の狙撃ポイントとなる監視塔があるので、リーダーは制圧に向かうようだ。別の位置で仲間も待機したとのことで、外堀から制圧を進めるべく、道路を歩く敵から排除する。仲間の攻撃に反応した敵が道路に飛び出してきたところを、高所から狙撃して倒す。こちらに敵の注意が向かったところで、仲間が村に潜入して、目標が潜む場所まで突き進んでいく。

●オープンワールドのチーム戦に本作の魅力はある
 ある程度の敵を排除したところ、またもや目標がクルマで逃走したので、仲間が奪ってきたクルマに同乗して追撃戦に突入! ここで残念ながら試遊はタイムアップとなってしまったが、クルマどうしの銃撃戦が展開するそうだ。
 ひと通りプレイしてみた感想は、オープンワールドでのチーム戦をうまく表現しているTPSであること。従来のミリタリーシューターに乗り物を組み合わせて、戦略に幅を持たせていること。このふたつの要素で、かなりダイナミックな戦闘が楽しめるようになっているので、この世界観が好きな人は気兼ねなくプレイしてみてほしい。乗り物は60種類以上、100を越えるミッションが用意されているとのことなので、長く楽しめるだろう。ちなみに、「ひとりでプレイしても、ほかの3人がAIで賢く動くので、十分遊べるよ!」と、リーダーを務めた開発スタッフが力説していたこともお伝えしておこう。

最終更新:6月16日(木)12時2分

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