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これ、おもしろいです! 『フォーオナー』キャンペーンモードでサムライと一騎討ちしてきた!【E3 2016】

ファミ通.com 6月16日(木)17時31分配信

文・取材:編集部 コンタカオ

●E3 2016マイベスト級のおもしろさ
 海外では2017年2月の発売も決まり、日本語版の発売も発表された『フォーオナー』。 個人的には、2015年のE3から期待度が高く、注目していた作品だ。昨年のE3でプレイしたバージョンは基本ルールを理解するための内容だったので、どこまでブラッシュアップされているか、期待半分不安半分でプレイしてみた。今回のE3 2016デモバージョンは、ナイト(騎士)を使ってのチュートリアル的な意味合いを持つミッション“LORDS AND COWARDS”と、バイキングになってサムライの拠点を叩くミッション“UP THE BEACH”のふたつ。前者は以前に触ったデモをしっかりと作り込んだ内容で、後者はユービーアイソフトのプレスカンファレンスで公開されたミッションと同じもの。で、結論から先に言ってしまうと……今回のE3でマイベスト賞(そんなものはないが)をあげたい気分になったほど。

●ユニークかつシンプルな攻撃と防御
 本作のゲーム性を示す“メレー(Melee)アクション”という言葉は、日本ではあまり聞き慣れないが、近接戦闘に特化した混戦を描くアクションゲームを示している。その名の通り、『フォーオナー』ではプレイヤーはひとりの剣士として、バイキング・ナイト・サムライの各勢力がくり広げる合戦に身を投じることになる。
 まずは“LORDS AND COWARDS”に挑戦。ここではナイトとして砦に攻めてくる敵を倒し、リーダー格の男を叩きのめすことが目的となる。ここで操作を確認。攻撃はヘビーとライトの2種類で、ライトはスピーディーなアタックが可能で連続攻撃が可能。ヘビーは与ダメージが高いものの、振りが大きいのでスキができやすい。あとは防御で、ここが本作のユニークな点だが、お互いに攻撃と防御を3方向(上、右、左)に振り分けることができる。攻撃が上段に来たら防御を上段にすれば防御が成功するというルールになっている。敵集団の中には体力も攻撃力も高い戦士がいて、そいつを倒さないかぎり味方の戦力が減らされる一方となる。ターゲットを定めると、その敵と1対1のタイマンがはれるようになるのだ。この読み合いがスリリングで、相手の攻撃位置が定まった瞬間にこちらは防御するのか、それともヘビーアタックで振りかぶったスキを狙ってライトアタックでダメージを与えるのか、瞬時に判断しなければならない。
 また、ステージにはいろいろなギミックが隠されている。たとえば矢を発射する装置を使えば数を減らせるように、戦略性もひとつの要素として存在する。歴戦の戦士たる敵はなかなか手強く、こちらのスキをうかがうようなそぶりを見せたり、ライトアタックを連続して右に叩き込んで防戦一方になったところにヘビーを左にくり出してきたりと、単調にならないよう工夫されていることがわかる。
最後には敵方のボスと対峙してタイマン勝負となるのだが、「おまえみたいな弱者に強者の理を教えてやる!」(英語なので超意訳)的な大見得を切るムービーが流れてシームレスに戦闘へ移行する。ミッションの冒頭から一連の流れが途切れることなく進むので、テンションが落ちることなくプレイできるのも、特徴と言えるだろう。

●スピーディーなサムライとタイマン勝負!
続いては、バイキングとなってサムライの本拠地に乗り込むミッション、“UP THE BEACH”を体験する。カンファレンスで公開された映像を見てもらえればわかる通り、矢や砲弾が飛び交う戦場で大軍が衝突するという、映画『プライベート・ライアン』のノルマンディー上陸作戦のような状況で、ミッションは幕を開ける。サムライは手数が多く、防御が追い付かない状況もしばしばあるが、ダッジ(ローリング)やガードブレイク(相手の防御を崩してスキを作る)といった行動で対処する。

サムライの中には極端にHPが多いうえに一撃が強烈な者もいて、スキはあるものの油断するとガッツリHPを減らされてしまう。もちろん全員を倒さなくとも先へ進めるが、気が付いたら複数の強敵にステージの隅へ追い詰められてボロボロにされる事態も。ひとりひとりを撃破すればいいのだが、しっかりと防御できないとHPが目減りして、最終的にはジリ貧になってしまう。狭い通路に入って1対1の状況を作るなど、こちらも立ち回りを考えないといけないようだ。

なんとかサムライのボスにたどり着いたが、とにかく手数が多いうえに移動速度も速く、こちらが攻撃しようと思った瞬間に間合いを取られることもあって、かなり厄介。何度か挑戦して倒せたのだが、闇雲な攻撃は通用しないので、落ち着いて敵の出方を観察して見事に敵の攻撃をガードしたときの達成感はなかなかのもの。そのかわり、怒涛の攻撃をガードすることに専念していたせいで、コントローラは手汗でたいへんなことになっていたが……。

今回のキャンペーンモードのデモプレイでは、攻撃と防御の要素を徹底的にそぎ落としたことで、このゲームのエッジはより際立ったことが実感できた。マルチプレイは体験できなかったので、これが仲間と協力、もしくは対戦したときにどう作用するのかはわからないが、現時点ではまさに重量級の肉弾戦を思う存分堪能できることはわかったので、今後の進化に期待したい。

最終更新:6月16日(木)17時31分

ファミ通.com