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「アモーレ」効果 農産物PRアシスト 長友選手に感謝 アクセス50倍 JAグループ茨城のサイト

日本農業新聞 6月16日(木)13時0分配信

 「僕のアモーレですね」。サッカー日本代表・長友佑都選手(イタリア、インテルミラノ)の熱愛報道での発言を発端に、インターネット上で「アモーレ」という言葉に急激に注目が集まっている。JAグループが運営する青果物情報サイト「Amore(アモーレ)」もその一つ。長友選手のアモーレ発言前と比べ、50倍近いアクセスが集中している。ブランド名に「アモーレ」という言葉を使った米も、一躍脚光を浴びている。

 「アモーレ」とはイタリア語で「愛、愛する人」を意味する。長友選手が熱愛報道のインタビューの中で2日、交際相手で女優の平愛梨さんを「アモーレ」と表現したことで話題をさらった。

 このアモーレが農産物にも波及。思わぬ恩恵を受けているのが、JAグループ茨城の青果物情報サイト「Amore」だ。茨城の農産物を農家から消費者まで「愛」で結ぼうと名付けた。サイトを運営するJA全農いばらきによると、インターネットの検索サイト「Yahoo(ヤフー)!」「Google(グーグル)」などに「アモーレ」と打ち込み、同名のJAサイトを訪れた人の数は、発言前の1週間(5月26日~6月1日)は14件だったが、報道後(3日~9日)は680件と50倍に激増した。

 アモーレ効果に産地は大喜びだ。全農いばらきは「これをきっかけに、茨城産の青果物に興味を持ってくれる人が増えるかもしれない。長友選手に感謝したい」(園芸部)と話す。「アモーレ」が今年の流行語に選ばれたら「サイト閲覧者向けにプレゼント企画を打ち出すなど、新たな展開を考えたい」(同)という。

ブランド米 東京・渋谷で注目

 「アモーレ」という名の米も注目を集める。福島県鮫川村の農業生産法人・山燕庵(さんえんあん)は、オリジナルのブランド米「コシヒカリアモーレ」を栽培。8年前、情熱を込めて「コシヒカリ」を作ろうとアモーレという言葉を加えた。この玄米を使った甘酒「玄米がユメヲミタ」を扱う雑貨店の渋谷ロフト(東京都渋谷区)では、14日から「話題の!コシヒカリアモーレ使用」とPOP(店内広告)を掲げ、販売を始めた。

 店頭で販促をする同法人の杉原晋一さん(36)は「報道があってから『アモーレだって』と関心を示すお客さんが増えた。試飲も勧めやすく販売に結び付いている」と実感する。店では当初、山燕庵の商品は甘酒だけを扱う予定だったが、ブランド米「コシヒカリアモーレ」も急きょ、来週から販売することを決めた。広報担当者は「一度食べると、何度も食べたくなるような高品質な米。話題性をきっかけに手に取ってもらいたい」と期待する。(金子祥也)

日本農業新聞

最終更新:6月16日(木)13時0分

日本農業新聞