ここから本文です

7000万円不正受給、容疑の5人逮捕 農水省補助金を詐取/大宮署

埼玉新聞 6月16日(木)0時10分配信

 魚の加工施設を整備する事業費を水増しして国から補助金約7千万円を不正受給したとして、埼玉県警捜査2課と大宮署は15日、詐欺の疑いで、東京都江東区永代1丁目、飲食店経営会社社長の男(58)、東京都江東区大島6丁目、経営コンサルタントの男(58)ら男女5人を逮捕した。

 逮捕容疑は、共謀して農水省主管の農商工等連携促進施設整備支援事業の補助金を詐取しようと企て、2011年6月2日ごろ、さいたま市中央区の同省関東農政局に対して事業費約1億4800万円を要したとする虚偽の実績報告書を提出するなどし、同年7月8日に補助金約7千万円をだまし取った疑い。5人のうち男ら3人は「間違いない」などと容疑を認めているという。

 同課によると、同補助金は農林漁業者と民間事業者の安定的取引を確立し、新商品開発事業を促進するために設けられた制度で、事業費の半額以内、最大1億円が助成される。男らは東京都内の離島の漁協と契約を結び、仕入れた雑魚を加工する工場を都内の築地に整備する事業を計画。実際の事業費は5460万円だったが、上乗せして申請し、不正に補助金を受給した。

 工場は11年4月に完成したものの、ほとんど稼働していない状態だった。関東農政局などの立ち入り調査で発覚。14年6月、大宮署に相談が寄せられ、捜査していた。同課はほかにも、男らが関与し別の3事業で交付を受けた補助金計約1800万円についても、不正受給の可能性があるのではないかとみて調べている。

最終更新:6月16日(木)0時10分

埼玉新聞