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薄絹の「夏障子」透けて風通しよし 福井市の表具店2年ぶり張り替え注文

福井新聞ONLINE 6月16日(木)12時1分配信

 日本の夏を涼しく演出する「夏障子」の張り替え作業が、福井市中央2丁目の表具店「向陽堂」で行われている。障子紙の代わりに薄い絹を張った風通しの良い障子で、15日は表具師2人が丁寧に作業していた。
 
 使用する絹は、障子の向こう側がはっきり見えるほど薄く繊細。木枠の上に広げ、霧吹きで濡らし、手でしわをのばしながら専用ののりで貼り付けていった。梅雨の時期は、湿気で絹が乾燥しにくいため作業に適しているという。

 夏障子の張り替えの注文は、住環境の変化により年々減少している。2年ぶりに注文が入り、12日から8枚分を1週間かけて張り替える予定。向章秀さん(47)は「普通の障子より10倍の手間が掛かるが、暑さをしのぐ日本の伝統文化を守っていきたい」と話していた。

福井新聞社

最終更新:6月16日(木)12時1分

福井新聞ONLINE