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神奈川工大、既存の太陽光パネルに後付けするホットスポット検査ユニットを開発

日刊工業新聞電子版 6月16日(木)16時13分配信

 神奈川工科大学の板子一隆教授は、既存の太陽光発電システムに後付けできるホットスポット検査ユニットを開発した。太陽光発電システムの電力制御装置「パワーコンディショナー」(パワコン)に内蔵する最大電力点追跡(MPPT)制御を利用し発電パネルのI―V(電流―電圧)特性カーブを計測することで、太陽電池モジュールの故障原因の一つであるホットスポットをリアルタイムに検出する。

 同ユニットはパワコンと太陽電池モジュールの間に取り付ける後付けタイプ。定期的にモジュールの最大電力点を検出する「スキャン法」でI―V特性をグラフ化する。正常なパネルに影がある場合とホットスポットを持つパネルに影がある場合ではI―V特性が異なるため、ホットスポットを検出できる。

 ホットスポットは、欠陥がある太陽電池のセルに長時間影ができることで、セル自体の温度が上昇する現象。太陽光パネルの火災にもつながる。

 従来は赤外線カメラなどにより太陽電池モジュールごとに検査していたが、同ユニットを使うことでパネル設置後の監視ニーズに対応する。今後は産学連携によって製品化を目指す。

最終更新:6月16日(木)16時13分

日刊工業新聞電子版