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福井の失踪男性19年ぶり国内発見 北朝鮮拉致の可能性なし

福井新聞ONLINE 6月16日(木)14時32分配信

 福井県警公安課と敦賀署は16日、同県若狭町の特定失踪者、宮内和也さん(51)=1997年失踪当時(32)=が国内で見つかったと発表した。北朝鮮による拉致の可能性はないとしている。

 宮内さんは97年4月24日、三方町(現若狭町)世久見の世久見漁港で行方不明となった。旧三方町職員でカヌーのインストラクターを務め、翌月のカヌー研修を前に同日夕、現地入り。艇庫がある岸壁で目撃されたが、帰宅しなかった。

 艇庫前に宮内さんの四輪駆動車があり、カヌー1隻が持ち出されていた。数百メートル離れた海岸の消波ブロックで折れたカヌーが、近くで宮内さんのジャンパーが見つかった。当日は地元漁師が漁をあきらめるほど海は荒れていた。パドルやウエットスーツなどは艇庫に置かれたままだった。

 宮内さんは2003年、北朝鮮による拉致問題を調べている民間団体「特定失踪者問題調査会」によって、失踪者リストに掲載された。08年には、拉致の疑いが濃厚とする「1000番台リスト」に追加された。

福井新聞社

最終更新:6月22日(水)9時41分

福井新聞ONLINE