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登山の70代女性が山頂で体調不良、動けず 家族が捜索し発見 佐賀・経ケ岳

佐賀新聞 6月16日(木)10時35分配信

 14日午後10時40分ごろ、佐賀県藤津郡太良町多良の経ケ岳(きょうがたけ)(標高1076メートル)の山頂で、体調不良で動けなくなった長崎県諫早市の70代女性を家族が見つけ、鹿島署に通報した。鹿島署と杵藤地区消防本部でつくる救助隊の計20人が出動し、翌15日午前2時に山頂で女性の無事を確認した後、夜明けを待って担架で登山口まで運んで救急搬送した。女性は意識がはっきりしていて、けがはないという。

 鹿島署によると、女性は14日午前に1人で登山に出掛け、午後に山頂に到着した後、足がしびれて歩けなくなった。女性が登山から帰宅しないのに気付いた70代の夫と50代の息子が夕方から2人で山を登って捜し、夜中に山頂で見つけた。

 救助隊は女性の容体を確かめ、翌15日午前5時半すぎに担架に乗せて山頂を出発、約2時間後に登山口に着き、救急車で搬送した。女性は経ケ岳によく登り、当時は携帯電話を持参していなかったという。

 健康志向の高まりで中高年層で登山がブームになる中、佐賀県内では年間の山岳遭難事故が15件19人(2014年)発生し、経ケ岳など多良山系でも年間数件の救助要請があるという。本格的な夏山シーズンを前に、鹿島署は「暑さが厳しくなる上、山は天候が変わりやすい。体調管理や給水、登山計画など、しっかりした準備が必要」と注意を促している。

最終更新:6月16日(木)10時35分

佐賀新聞