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車内に畳、ひのき風呂 走る高級旅館「四季島」 姿見せた最上級室 JR東日本

乗りものニュース 6月16日(木)16時25分配信

旗艦「四季島」、その最上級室の「実力」

 2017年5月1日(月)にJR東日本がデビューさせる予定の、豪華クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島(トランスイートしきしま)」。そのモックアップ(原寸大車内模型)が2016年6月16日(木)、報道陣へ公開され、「贅沢さ」や「上質さ」を追求したというその最上級客室の具体的な内容が明らかになりました。

 JR東日本が同社の「フラッグシップ列車」(会社のシンボルになる列車)と表現する「四季島」。そのシンボル的存在である最上級客室「四季島スイート(メゾネットタイプ)」は、1階がふたつのシングルベッドが並ぶ寝室、2階が掘りごたつと畳を備えた“居間”という2階建て構造になっています。

「四季島スイート(メゾネットタイプ)」にはあわせて、ひのき風呂を備えた“浴室”も用意されます。浴槽を備える鉄道車両は、日本では大変珍しい存在です。

 畳が敷かれた2階の“居間”で受けた印象は、高級旅館に到着し、旅装を解いてとりあえず畳の上でノンビリしたときに近いものでした。同様の体験をしたことのある人は多いと思われますが、しかしこの「四季島」では、そこで窓の外を眺めると山あり谷ありホームあり、景色が移り変わっていきます。

 ちなみにこの部屋の料金は、上野駅(東京都台東区)から東北、北海道方面を周遊し、新潟経由で上野駅へ戻ってくる3泊4日のコース、大人1人、2名1室で95万円です(内容・価格はびゅうトラベルサービス販売分の基本的なもの)。

JR東日本のフラッグシップ列車、その注目度は

 2017年5月1日(月)の運行開始まで、約10か月に迫った「四季島」。乗車には旅行商品を購入する必要があり、JR東日本グループのびゅうトラベルサービスが販売する2017年5、6月出発分は、受付けが2016年5月10日(火)から始められています。申込みは6月30日(木)まで可能です。

 受付中のびゅうトラベルサービス販売分は、3泊4日コースが6回、1泊2日コースが5回の合計11回。それぞれ最大34人が募集されています。JR東日本によると、すでに応募数から全出発日で抽選になる見込みだそうです。ちなみに、日本のクルーズトレインの先駆けであるJR九州「ななつ星in九州」は、直近の募集(2016年10月~2017年2月出発分)における平均倍率が24.1倍でした。

 なお2017年春には、JR西日本の豪華クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(トワイライトエクスプレスみずかぜ)」も登場する予定。2013年10月デビューのJR九州「ななつ星in九州」とあわせ、日本の鉄道は本格的な「クルーズトレイン時代」を迎えることになりそうです。

恵 知仁(鉄道ライター)

最終更新:7月6日(水)17時26分

乗りものニュース