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NPBへの夢秘める右腕 異国の地でつかみつつある収穫と課題

Full-Count 6/16(木) 23:37配信

四国IL選抜の北米遠征で奮闘、今秋のドラフト指名目指す原田宥希

 現在北米に赴き、キャンナムリーグで奮闘中の「四国アイランドリーグplus ALL STARS」。現地6月9日、サセックスカウンティー・マイナーズとの開幕戦、昨年6勝10敗に終わった汚名を晴らすべく中島輝士監督が栄えある先発マウンドに送り込んだのは、この男だった。

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 大体大浪商から社会人の滋賀・高島ベースボールクラブを経て香川オリーブガイナーズ入団2年目を迎える原田宥希、21歳。180センチの長身を折り曲げた右サイドハンドからの140キロ台ストレートとスライダーが冴え、5回1失点で勝利投手に輝くと、6月14日のニュージャージー・ジャッカルズ戦でも6回2失点の好投を演じ、チームの勝利に大きく貢献している。

 では、大きな自信をつかみつつある異国で彼は今何を感じ、到達点のNPB入りへどんな課題を得つつあるのか? 生の声を聞いた。

――この北米遠征。2試合に先発して計11回を投げ1勝、自責点3、奪三振8、被安打7、与四死球3で防御率2.45(6月15日時点)と好調な原田投手ですが、自分ではこの2試合をどのように分析していますか?

「僕は出発前の目標として、サイズの大きな打者に対してストレートやスライダーがどれだけ通用するかを掲げていました。実際、2試合登板してみて思ったのは、ストレートでは空振りが取れない。キャンナムリーグの打者は振ってくる中でどうにかして当ててくる。さらにスライダーもボールの変化にも対応しきれずに変化量が小さくて、特に開幕戦では甘いところにいくケースが多かったです。本来であればもっとスライダーで空振りが取れたと僕は思っています」

――逆に北米遠征前のイメージと今、異なっている部分はありますか?

「セーフティーバントを仕掛けてくるのは意外でした。僕自身も1回、仕掛けられましたし。『日本でなく、こっちでもしてくるんやな』と思いました」

ストレートを磨き、もう1つ「変化球」を加えてNPBへ

――ボールの話も少し出ましたが、日本とアメリカのグラウンド環境の違いについてはいかがですか?

「マウンドとボールは日本と全く違います。マウンドは掘ることができませんし、ボールも最初は指にかからなかったです。でも、2試合目のニュージャージー・ジャッカルズ戦ではマウンドも『高いな』と思っていたわりに実際に投げてみると違和感はなかったですし、ボールも大丈夫でした」

――グラウンド外では「ホームステイ」という体験もありました。

「実際に行くまでは不安もあったんですが、ホームステイ先の皆さんが温かく優しく迎えてくださったので、そこはよかったです。ホストファミリーの皆さんは僕が先発した日に球場まで応援にも来てくださって。『抑えられたよかった。見にきてよかった』と言って頂きました。本当に嬉しい瞬間でした」

――では、原田投手がこの北米遠征を踏まえて後期、そしてNPBドラフト指名へ向けて加えていきたいものは?

「もう少しストレートのキレを増して、スピードを速くしたいのと。変化球。僕は変化球の持ち球が少ないので、もう1種類つかんでピッチングに幅を持たせたいですね。そこは特に1つ制球を間違えたらスタンドまで運ばれてしまうキャンナムリーグの打者たちと対戦して気づいたことです」

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最終更新:6/16(木) 23:37

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